北海道職能大の研究開発が本格的にスタートしました。

 

北海道職能大で実施している室内気候研究所( iic )との共同研究が本格的にスタートしました。

 

今年のテーマは「住宅ストックの断熱・蓄熱改修構法の開発」です。

 

iicがこれまでに取り組んできた潜熱蓄熱建材の性能評価も継続的に実施していきます。

本年度は蓄熱性能の定量化に加えて、蓄熱建材の調湿性能、空気清浄・消臭性能、高機能断熱材との組み合わせ構法の最適化研究を新たに開始しました。

 

 

床の断熱改修には厚さ5[mm] の真空断熱材を使用。GW換算で50 [mm]断熱に相当する能力があります。

釘打ちが不要なフローティングフロアとの組み合わせで施工も合理化し、冷たい床を快適床に改修するため断熱性能の評価を実施していきます。

 

 

断熱改修構法の開発に加えて、本年度は家具の高蓄熱容量化にも挑戦。

 

木製椅子の表面に貼り付ける蓄熱シートとの組み合わせで、椅座状態の温熱的快適性を向上させる取り組みを始めました。

冬暖かく、夏は涼しい家具の創出。温冷感実験の結果が楽しみです。

 

 

住宅ストックの約40%が無断熱住宅という日本の現状を改善するため、学生諸君と一緒に研究開発を進めていきます。研究成果は本ブログでも逐次報告していきますのでご期待ください。

 

室内気候研究所 主席研究員

工学博士 石戸谷 裕二

■公式HP: http://iwall.jp

■ブログ:http://blog.iwall.jp


SUDOはぐみモデルを見学してきました。

 

Designer, EngineerそしてConstructorの能力を持っている地域工務店。

SUDOホームさんの魅力に溢れたモデルハウスを見学させていただきました。

南面のデッキは半屋外空間としてデザインされ、グリーンカーテンが上手に機能しています。

 

 

隣地との境界が迫り、2台分のカーポートを持つ36坪総二階住宅のファサード計画。

日射遮蔽とプライバシーの確保を兼ねた新しいパッシブな生活の提案がそこにありました。

 

 

ピアノ線に絡みついたアイビーが、住宅と一緒にどんどん成長していきます。

 

 

1Fキッチン周りの什器は3cmの杉板で構成された造作収納。

大工さんと建具屋さんの共同作業で出来上がるキッチン収納は、高機能でリーズナブルな価格。

工務店さんならではのアイデアと優しさに溢れています。

 

 

コンセント周りのディテールにもこだわりが。

 

 

ランバーコアで構成された浮遊する洗面台。

ありふれた材料を上手に構成することで、斬新なデザインが生まれています。

現場主義で全てを創り上げていく努力が、その価値をさらに高めています。

 

 

3帖の吹き抜け空間に隣接して設置されたオープンな階段室。

 

 

上部の回廊と融合することで、開放的な吹き抜け空間を演出しています。

高性能で高付加価値、そしてリーズナブルな価格のパッシブハウスづくり。

今地域の工務店に求められている課題への、様々な取り組みに感動しました。

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/


木質バイオマス発電は日本の森林を救えるか?

 

2017年10月6日の読売新聞朝刊に『バイオマス発電 商社進出 〜「有望な市場」計画相次ぐ』という記事が掲載されました。どうして商社はバイオマス発電に進出しようとしているのでしょうか?その目的は? 化石燃料の輸入はこれまでの事業の大きな柱ですから、代替エネルギー事業に転換しようとする商社の真意に素朴な疑問を持ったのです。

 

「ゼロエミッション」という名の「環境ビジネス」。

 

木質バイオマスは燃焼させて熱エネルギーを利用しても、「適正な植林と森林保全が担保されれば」二酸化炭素ゼロエミッションであると言えます。植物の成長過程で空気中の二酸化炭素を固定してくれるので、大気中の二酸化炭素量は増加しないと考えられるからです。さらに、バイオマス発電と電気自動車を組み合わせると「ゼロエミッション・カー」が実現できると考える人もいるくらいです。もちろん前提条件が満足されればの話ですが。

政府は木質バイオマスを化石系燃料に代替させることによって、 地球温暖化ガスの一つである二酸化炭素の増加を抑制できると考えて、地球温暖化防止対策の有効な手段の一つとして推進してきました。福島での事故を受けて、政府は2030年度時点で再生可能エネルギーの割合を22〜24%程度まで引き上げるという目標を掲げています。(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/policy/biomass_energy/)

 

バイオマス発電の燃料はほぼ全量が輸入されている。

 

バイオマス発電の燃料は木質チップですが、現状ほぼ全量を輸入に頼っています。読売によれば、商社各社は今後大幅に木質チップの輸入量を増加させる計画を発表しました。輸出国の森林が再生されていることを心から祈らざるを得ません。

 

一方で日本の山林は荒廃が進み、二酸化炭素の吸収力を急速に失いつつあります。急峻な地形や搬送用の林道が未整備であること、森林事業に従事する人材が不足していることなど諸課題はあるものの、バイオマス資源として間伐材などの価値を見いだすことができれば、復活への道筋も見えてくるのではないでしょうか。バイオマス発電の普及が日本の森林の再興の端緒となることを強く期待したいところです。

 

木質バイオマス発電が稼動すれば、年間1兆円が電気料金に上乗せされる可能性。

 

バイオマス発電によって発生させた電力は国の固定価格買取制度によって一般の電力より高く買い入れることを電力会社に義務付けています。さらに電力会社は賦課金として利用者からその差額を徴収しており、実質的には再生エネルギーの買取費用は国民負担となっているのです。見えない電気料金として不評を買っている制度です。買取価格引き下げ前の駆け込み申請分を含めた700万 [kW]の発電所が今後稼動すれば、年間約1兆円以上が電気料金に上乗せされるとの試算もあります。日本の森林復活にこの賦課金を使用して欲しいと考えるのは私一人だけではないと思います。縦割り行政を是正し国民の十分な理解を得ながら、林野庁など関係機関とも連携した政策の推進が引き続き望まれるところです。

 

「二酸化炭素主犯説」が「環境ビジネス」を支えている。

 

1997年12月京都市国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)でいわゆる京都議定書採択されてから、二酸化炭素の排出量削減を目標とした環境ビジネスが勃興し、隆盛を極めるようになってきました。

 

気候変動の二酸化炭素濃度主犯説には現在でも科学的な異論が絶えないにもかかわらず、経済合理主義と強く結びついてしまった環境問題は次世代の人々の足かせになりかねないと、一人の研究者として不安を抱き続けています。地球環境を守り、平和な世界を実現しようとする理念に異を唱える人はいないと思います。一方で、単なる学説を真理であるかのように喧伝し、利用しようとする環境ビジネスの行き過ぎた進展は、却って地球の持続可能性を損なう可能性があります。二酸化炭素削減という一つの目標が、全ての判断基準として取り扱われることを大変危惧しているところです。

 

室内気候研究所は、今後も環境問題について研究を継続していきす。

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/

 

 

 


蒸暑地域の環境について研究を開始しました。

 

室内気候研究所は積雪寒冷地の室内環境づくりの研究を開始してから、早いもので35年が経過しました。恩師や周囲の皆さん、家族にも支えられこれまで研究を継続できたことは、本当にありがたいことだと心から感謝しています。避けていた訳ではないのですが大の暑がりが災いして、これまで南方にはなかなか足が向きませんでした。節目の年を迎えた今年は心機一転。南の国から北国の生活を再考してみるために、沖縄やシンガポールなどの蒸暑地域を訪問して、環境を肌で感じるところから研究を開始しました。

 

木陰を見つけ、微風を楽しむのが夏の暮らしの楽しみ方。

 

夏至の那覇では太陽の南中高度が87°にもなりますから、頭上から南国の強い日差しが照りつけ、自分の影を見つけることすらできません。暑さというより痛さを感じるほどの強烈な日射ですが、木陰に入るとホッと一安心。微風が海から流れてくると本当に気持ちが良いものです。大屋根の深い庇で守られた縁側の涼しさは、南国の木陰を人工的に創出する工夫だと言えるかもしれません。

 

(写真1 首里城広間の縁側)

 

建築的な理由で庇がつけられない時には外皮の外側に通風を妨げない桟を設置して、日射が室内に直接入射したり壁が熱くなりすぎないよう工夫します。植栽を施すことで蒸散作用も手伝って涼しい風が通り抜けるようになります。グリーンカーテンや屋上緑化は、いずれも現代版の木陰創出に他ならないではないかと考えられます。

 

(写真2 沖縄県立芸術大学のファッサード)

 

国際建築主義は風土を超越することに成功したのか?

 

建築の基本的な考え方の中には、インターナショナリズム(国際主義)とリージョナリズム(地域主義)という二つの大きな流れがあります。地域や社会の違いを無視して広まったモダニズムの均一性へのアンチテーゼとして、その土地の風土に適したデザインを首尾一貫して実践しようとするのがリージョナリズムの約束です。完全な工業製品による建築建設が可能になった時代から、合理主義や機能主義は新次元の美を獲得することになりますが、巨大な設備と膨大なエネルギー消費なしに居住性を満足させることができなくなりました。現代では人類の持続可能性が危ぶまれるほどに発達した都市建築は、新たな指針を必要としているようにも見えます。

 

帝国主義的覇権争いが盛んだった植民地時代に建設されたシンガポールの新古典主義建築はリニューアルが計画的に実施され、現在もその威容を誇っています。でも暗くじめじめした室内は、さぞ暮らしにくかったのではないでしょうか?

 

(写真3 ビクトリア・シアター&コンサート・ホール)

 

木陰は日射遮蔽ガラスに、そよ風はエアコンに取って代わられた。

 

シンガポールの金融街・ラッフルズプレイスの東にある重厚な建物がThe Fullerton Singaporeです。1928年に郵便局として立てられたドリス式の柱をもつこの建造物は、2001年に大規模な改装工事を終え、最高級ホテルとして旅行者の憧れの的になっています。その背後にあるのが金融街のスカイスクレーパー。土地が何より高価なシンガポールではビルの超高層かは必須であり、高層化に向けた技術的、視覚的な挑戦が建築家たちを引きつけてきたことの象徴と言えるでしょう。

 

(写真4 フラートンホテルと金融街)

 

今回宿泊した高層ホテルのラウンジからはマリーナ地域とそれに隣接したオフィス街、対岸にはラッフルズプレイスを一望することができます。一日中を眺めていても、時々刻々と変化していく風景に飽きることはありません。でも快適さの中に少し違和感があることに気づきました。外は陽光が燦々と降り注ぎ夏の暑さがそこにあるのに、窓辺では全く日差しの暖かさを感じることがないのです。

 

ビル全体が遮熱ガラスで覆われていて、あたかもサングラスをかけたビルの中に自分がいるという違和感が消えていくことはありませんでした。厳しい冬を終え日差しが日に日に強くなっていく春の窓辺。ポカポカとした春の快適さを捨て去ってまでエネルギー消費量を抑制しようとする行為の是非を考えずにはいられませんでした。

 

北国の気候風土にあった建築デザインと建築材料の選択は、まだまだ最終的な解が見つかったとは言えないのかもしれません。室内気候研究所はこれからも北国の快適な暮らしのために研究を続けていきます。

 

(写真5 ホテルから見た金融街とベイエリア)

 

幸運にも水辺にある木陰の涼しさをホテルで体験してきました。最高でした。

 

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/


BAU2017に参加してきました。

 2年おきにミュンヘンで開催されるBAU2017国際建築・建材・建築システム専門見本市)に参加してきました。

 

 今回は5度目の参加になりますが、室内気候研究所で研究中のテーマに関連したブースを中心に3日間かけてじっくりと視察、討議をしてきました。特に開口部システムの開発ではサッシュ、外付けブラインド、遮熱素材、全熱交換換気システムなどを視察。今後、有機的なシステム構成を検討する予定です。

 

 電動ブラインドの展示ではホームオートメーションとの連携が目立ちました。また、熱交換換気システムはダクトレスが主流となっていました。どれも日本の住宅建築に普及して行くことが期待される興味深い内容でした。

(2017.1.30 Y. Ishidoya, Institute of Indoor Climate)

 

 

 

 

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/


M-project(札幌市)を現場紹介に追加しました。

札幌市北区に建設された「M-project」。

外張り断熱工法による高性能建築と「e-プラスター」をコラボさせることで、健康環境と省エネ性能の両立を試みました。

 

建屋の1Fは建設会社の事務所。2Fがオーナーの居住部分になっています。

 

 

室内の温湿度環境を通期で測定してまとめてみました。

冬季間の室内環境基準は国際規格ISO7730で決められていますが、蓄熱性能の低いY-Projectでは日射の侵入による過昇温で相対湿度が著しく低くなることが確認できました。

 

一方で「e-プラスター」を施工したM-projectでは最高室温がPCMの融点付近で抑制されています。

また生活で排出された水蒸気を壁表面に蓄積することで、相対湿度も基準値を満足する結果となりました。

 

内外気温差から予測した総熱損失量(暖房負荷に相当)と消費電力量の測定結果を以下に示します。

冬季の消費電力量(実測値)は総熱損失量の48〜60%に抑制され、太陽エネルギーの利用によって暖房エネルギーが大幅に削減できることが実測により明らかになりました。

 

詳細は下記の公式HPからアクセスしてください。

http://iwall.jp/genba_01.html

 

☆室内気候研究所
HP http://iwall.jp/


フランクフルトの住宅展示場視察。その2。

JUGEMテーマ:住宅

前回アップしたフランクフルトの住宅展示場視察の続報です。

歴史的にレンガや石による組積造が多用されてきたからでしょうか、ガラスのファサードを持つ軽量構造の提案もたくさん見られました。

窓の発生の歴史を組積造とポスト・リンテル造の相違から類型化する試みはとても有名ですが、このモデルハウスもまさにその典型とも言えるかもしれません。この引き違いサッシ、気密は取れているのでしょうか?重さも心配になりますよね。

 

 

あえて典型的な切り妻屋根をやめて、モダン建築をテーマにしたような住宅も展示されています。

ちょっと2階部分のプロポーションを間違えているように思いますが、気のせいでしょうか。

 

ドイツでお宅を訪問すると必ずと言っていいほど奥様に案内されて、しかも自慢される清潔なキッチン。

 

でも4人家族でこのシンクで足りる料理って、一体どんな料理なんでしょうか?

ドイツのご主人達のため息が聞こえてきそうな、そんな風景です。ビバ、日本人。

 

この展示場の太陽エネルギー利用の主役は、太陽電池ではなく太陽熱給湯器のようです。

それにしても小さな貯湯タンクですから、バスに浸かってリラックスするよりは、シャワーで済ませるライフスタイルが一般的なのでしょう。

 

よく見かける太陽熱集熱器と追い焚き用のガスボイラーの切り替えコントローラー。

 

換気設備は、第1種の熱交換換気が必須となっています。

でもこの透明なダクトを使えばダクト内の汚れも見えますので、メンテナンスの時期を逸することはないかもしれません。

 

セントラルヒーティングは、もちろん最もポピュラーな暖房システムですが、薪の炎は癒しの効果も抜群。

薪ストーブを装備している住宅がほとんどです。

デザイン的に洗練された、懐かしいコッフェル・オーフェン風のストーブも数多く展示されていました。

 

☆室内気候研究所
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フランクフルトの住宅展示場を視察してきました。

JUGEMテーマ:住宅

この日はマンハイムの宿泊先からフランクフルト・アム・マインまでICEで移動。

フランクフルトにある住宅展示場を視察しました。ドイツには大規模な住宅展示場が非常に少なく、フランクフルトやミュンヘンなど2〜3箇所しかありません。

 

 

フランクフルト中央駅は1988年に開業した欧州でも最大級の国際ターミナル鉄道駅です。

ドイツ国内はもとより、パリやブリュッセルなど、欧州各地の中央駅と結ぶ鉄道網の起点にふさわしい立派な建築です。

 

中央駅からはタクシーを利用して約1時間の移動。フランクフルトの住宅展示場に到着です。

懐かしい受付棟でチェックインを済ませ、いよいよ展示場の内部を見学します。

 

フランクフルトの展示場には、現在66棟のモデルハウスが常設展示されており、足早に巡っても2時間程度はかかるかもしれません。ご一緒した皆さんとは集合時間を決めて、各自興味のある住宅を見て回りました。

 

以前訪問した時は断熱や設備など、住宅の性能を数量化して提示している住宅が多かったのですが、断熱基準が明確に規定されている現在では高断熱・高気密は当たり前。どちらかというと生活イメージを中心とした展示に変わっていたように思います。

 

伝統的な切り妻の大屋根に加えて高性能ガラスによる大きな開口部がどの家でもデザインの中心です。

日射が少ないドイツの冬をいかに快適に過ごすのか。あくまでもモデルとしての提示ですから、実際のドイツの住宅とは少し勝手が違うようですが。

 

自然との連続性や日射熱の取り入れを目的とした、グリーンハウスの提案があちこちに。

大都会フランクフルトにお住いの方にとって、自然と調和したライフスタイルは、とっても魅力的なんでしょうね。

 

でも、今回の視察でびっくりするような発見は、残念ながらありませんでした。

 

日本にもこんなデザインの街並みが既に存在しているからなんでしょうかね。

(引用)北洲ハウジング HPより。 http://www.hokushuhousing.co.jp/concept/

 

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SLENTEXを議論しました。

4月のドイツ出張のメインイベントは、シリカエアロゲルを適用した新開発の高性能断熱材「SLENTEX(BASF社)」の利用技術に関する国際会議です。昨年も訪問しましたので、今回は2度目になります。

 

広大な敷地の入り口には、BASF社の創立150周年を記念して建設された新オフィス棟があります。

先進性と機能性を融合させた、世界第1位の化学会社にふさわしい堂々としたデザインですね。

 

「SLENTEX」の熱性能については既報済みですが、無機系断熱材で従来のGW比約2倍の断熱性能を誇る材料です。

λの実測値は、 17.8 [mW/m/K] !!

「SLENTEX」の性能を日本の気候風土の中で十分機能させるため、開発担当のドクターと議論を進めています。

近い将来、具体的な形で実証成果をご報告できるのを楽しみにしています。

 

9時にスタートした難しい議論の後は、敷地内にある社員用食堂へ。

ヘッドクォーター・オフィス近くにある Casino という名称の建物です。

社食と言っても、ここでは相当ハイレベルなお食事をいただくことができます。

 

ランチルームでは、もうすでに社員の皆さんやビジターの皆さんが昼食を取っています。

我々も、早速ここでランチを楽しむことになりました。

 

美術館を思わせるような内観に圧倒されながら、まずは食卓に案内されます。

 

ランチはブッフェスタイルで提供されます。

新鮮な野菜やサラダ、お肉を中心としたメインディッシュやデザートなど、質と量ともにホテルのメインレストランに劣らないお料理の数々です。

 

今回の会議に参加されたBASF社のメンバーの方々。

建築家、化学専攻の工学博士など、錚々たるメンバーが丸一日かけて熱心にお相手をしてくれました。

 

あんなにたくさんランチをいただいたのに、夕食にはご当地の名物シュバイネハクセを。

現地の方々は、前菜をたっぷりいただいた後、このお皿を食べていらっしゃいました。

もちろん大きなビールジョッキは欠かすことができませんね。

ただし・・・日本人はシェアしていただくのがよろしいかと。

 

☆室内気候研究所
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BASF社の「1リットルハウス」を再訪してきました。

JUGEMテーマ:住宅

BASF本社のあるルードヴィッヒスハーフェンを4月に再訪してきました。

今回も、同社が開発した高性能建材を適用した「1リットルハウス」を見学。

色彩で綺麗に区画されたこの街区は、LUWOGE社のコンサルティングにより断熱改修されたBASF社の集合住宅群です。

 

 

外貼り300[mm]の高断熱住宅に電動式のブラインドを組み合わせ、日射をコントロールして環境形成をしています。

ブラインドピットなど、細かな収まりにもドイツらしいこだわりがありますね。

 

 

今回、施設を案内してくれたのは建築家のSeguraさん。スペインのご出身だそうです。

 

 

この住宅でも採用されている断熱塗料のデモ装置。

人間の五感に訴える機能の展示法はよく見かけますが、デザインのディテールまで美しく計画されていますよね。

 

 

ミーテイングルームには、机、椅子、床材など数え切れないほどのBASF製品が見える化して展示してあります。

天井に設置した断熱材Neopor (EPS)は吸音材として利用。反響を抑制して聞こえやすさを醸成します。

 

 

さすがに改修後10年を超えた施設ですので、熱交換換気扇などを最新のシステムに置き換えていく計画だそうです。

 

 

ダルムシュッタットで拝見したパッシブハウスは「1.5リットルハウス」に相当しますので、この住宅の断熱改修にはかなりの進歩性、先見性があるのではないでしょうか。

 

「超高断熱」+「潜熱蓄熱建材」を組み合わせた「日本版1リットルハウス」。

日本の気候風土に適合した健康住宅を設計して上梓し、ドイツの技術者の皆さんと日本で交流したいと考えているところです。

 

 

☆室内気候研究所
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