空気と光の通り道。関空のオープンエアダクトは、空調設備の進化形?

 

<写真> 関西国際空港の「オープンエアダクト」

 

 

空港ターミナルや体育館、工場といった巨大空間の空調設備では、空調機で温湿度や清浄度を

 

調整した空気を効率よく分配するために、複雑なダクト網が利用されてきました。パリにある

 

ポンピドーセンターの「見えるダクト」がその好例でしょう。

 

 

<写真> 天井に設置された、鋼板製のスパイラルダクトと吹き出し口

 

 

しかし、むき出しの空調ダクトは建築デザインとして、あまりにも武骨な印象を与えることも

 

あります。これを環境工学的に解決したのが、関西国際空港のメインターミナル4階に設置

 

された、空調のための「オープンエアダクト」です。

 

 

オープンエアダクトとは、管状ではなく内部がむき出しの送風ダクトのことで、ここでは

 

テフロン製の白い帆布が19本も設置されています。吹き出し口から空間へと供給された空気は

 

付着噴流となって帆に沿って流れ、フロア内のすみずみまでまんべんなく空調が行き渡る

 

ように工夫されているのです。

 

 

<写真> 関西国際空港の「オープンエアダクト」と空調の吹き出し口

 

 

このオープンエアダクトは天井間接照明の拡散板の役割も兼ねており、ターミナルビルを設計

 

したイタリアの建築家レンゾ・ピアノが想定した通り「障子のような影のできないソフト

 

な照明」も同時に実現しているのです。

 

 

 

 

 

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システィーナ礼拝堂を、ゆったりと見学しました。

 

 

 

連続でご紹介してきたローマ4大バジリカの一つ、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。

 

今回は主祭壇に向かって右側の側廊にあるシスティーナ礼拝堂の様子をご紹介しましょう。

 

 

 

 

側廊部分は完全なシンメトリーですので左右の見分けがつきませんが、身廊の椅子の向きを

 

見ると確認できますね。それにしても、幾何学的で美しいルネッサンス様式の天井装飾です。

 

 

 


右側の側廊には1585年、教皇シクストゥス5世のために造営されたシスティーナ礼拝堂が

 

あります。ボルケーゼ礼拝堂と並んで大聖堂の中でも最も大きな礼拝堂の一つで、建築家

 

ドメニコ・フォンターナの作品です。名のシスティーナの由来は教皇の名前なのですね。

 

 

 

 

この礼拝堂でひときわ目を引くのは、4人の天使が運ぶ巨大な黄金の聖櫃でしょう。なんだか、

 

天使たちは、この礼拝堂を模した聖櫃一方で支え、もう片方の手に燭台を持っていますね。

 

 

 

 

礼拝堂の祭壇両脇には、ドメニコ・フォンターナが作った祠が二つ向かい合っています。

 

美しい緑色大理石の柱が印象的な左の祠は、教皇ピウス5世のお墓です。

 

 

 

 

不敬なお話ですが、ちょっと怖い!

 

 

 

 

そして向かい側、正面向かって右の祠が、礼拝堂施工の依頼人教皇シクストゥス5世のお墓。

 

彫像はジョヴァンニ・アントニオ・パラッカの作品だそうです。どちらも立派な装飾です。

 

 

 

 

クーポラを取り囲むアーチも、金色のスタッコとフレスコ画で過剰なくらいの装飾があります。

 

 

 

 

礼拝堂はギリシャ十字の平面形をしていて、中央に大きなドームがあります。ドームは

 

四つのアーチで囲まれていますが、どれもスタッコとフレスコ画で豪華に装飾されていますね。

 

 

 

 

サンタ・マリア・マッジョーレ教会は、これで4回目の訪問になりましたが、

 

回を重ねるごとに理解が深まってきた気がします。次回は、いつ頃でしょうか?

 

 

 

 

 

 

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空調設備のダクト内を、清潔に保つことは本当に可能なのか?

 

 

 

第1種熱交換換気システムなどで利用される、送風のためのダクトシステム。温湿度や

 

清浄度を調整した空気が内部を流れ、所定の量だけ居室に分配、供給することで室内の

 

空気環境を整えてくれる優れものです。

 

 

通常は床や天井など建築の躯体内部に隠蔽されているため、その内部を観察することはでき

 

ないのですが、ダクトシステムを採用した住宅の普及が進むにつれて、ダクト内のホコリや

 

カビなどを原因とする健康リスクが取りざたされるようになってきました。

 

 

年間を通して窓開け換気が可能な期間が短い北欧などでは、定期的なダクトシステムの

 

内部清掃を義務付けている国もあるほどです。

 

 

日本のように湿潤な気候区分にある地域では、内部に埃などの栄養分が一旦入り込むと

 

常在菌やカビの発生原因ともなることから、ダクト内部のメンテナンスは必要不可欠と

 

言っても過言ではないでしょう。

 

 

近年ではダクトを使用しない換気システムも開発され、ドイツをはじめ欧州では普及も

 

進んできているようです。

 

清潔な空気環境を整え維持するための機械設備が、逆に健康リスクとならないよう、

 

設備の選択時には常時メンテナンスの容易さにも十分に配慮したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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早春の築地場外市場を、ブラ散歩してみました。

 

 

 

建築・建材展に参加するために東京へ出張した朝、汐留地区から朝の散歩を楽しみます。

 

色々と物議を醸し出した築地の環状2号線地下工区ですが、現在は粛々と工事中でした。

 

多額の費用をかけて変更になったのが竣工時期だけでは、都民の方も納得できないのでは?

 

 

 

 

道沿いに築地へ進むと黒川紀章設計の「中銀カプセルタワービル」が見えてきました。

 

築48年が経過しようとしている、タイニー建築の先駆けとなった有名建築です。

 

一度もカプセルが更新されなかったのはちょっと残念ですが、これも都市のメタボリズム?

 

 

 

 

旧青果門前の交差点。築地市場の解体工事も順調に進行中です。さて、跡地はどうなるの?

 

 

 

 

もんぜき通りを右折すると、築地場外市場は今日もたくさんの外国人観光客で大賑わいです!

 

市場は豊洲へと移転したのですが、観光資源としての価値はまだまだあるようです。

 

 

 

 

なんと1パイ30,000円也のタラバガニを、店先で頬張っている観光客もいましたねぇ。はぁ。

 

 

 

 

市場は移転しても築地場外はまだまだ意気盛んのようです。みなさん頑張ってくださいね。

 

 

 

場外名物の「らあめん若葉」さん。一度食べてみたいのですが、なかなか勇気が出ません。

 

 

海鮮丼で有名な「つきじ かん乃」さんも盛況でした。

 

 

 

築地場外の探検を続行したのですが、外国人パワーに圧倒されて朝食はパスとなりました。

 

いずれリベンジして、報告したいと思います!

 

 

 

 

 

 

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「第25回 建築・建材展」に参加してきました!

 

 

 

3月5日(火)から8日(金)まで、東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展2019」に

 

今年も参加してきました。国内外300社ほどが新製品や技術を公開する、建築業界の恒例

 

イベントに成長した感があります。5日の初日から、大勢の来場者で賑わっていました。

 

 

 

 

今年は「特別企画」として「GOOD DESIGN Biz ZONE」が設定され、2018年度に


グッドデザイン賞を受賞した将来性豊かな建築・建材製品が紹介されていました。

 

 

 

インテリア部門の受賞は16製品でしたが、弊社も開発に参画してきた潜熱蓄熱左官材

 

「エコナウォール 25」も展示されおり、感激です。

 

 

 

 

製品の形状やデザイン、性能ばかりでなく、開発コンセプトが重要視されるようになってきた

 

昨今のグッドデザイン賞審査ですが、新しいまちづくりに貢献できる製品が出揃いました。

 

 

 

 

今年の展示やセミナーの特徴は「健康・省エネルギー」に着目した製品が多かったことです。

 

少子高齢化や規制強化が進む建築業界が目指すべき街づくりの将来像を、出展各社が工夫を

 

こらしながら展示しいたのが印象的でした。

 

 

 

 

来年もこの展示会に参加できるよう、研究開発に精進していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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主祭壇のモザイク画は、最高傑作の一つでしょうね!

 

 

身廊と側廊は、イオニア式の美しい36本の彩色大理石柱で仕切られていますね。

 

また柱頭の上部にある27枚のモザイク画は、主祭壇後背部のアーチに描かれたモザイクと

 

ともに、5世紀からこの教会に継承される貴重な宝であることは以前にもお話ししました。

 

 



こちらが身廊の主祭壇後背部にある「勝利門」と呼ばれるアーチです。聖母マリアと

 

キリストとマリアをモチーフにした素晴らしいモザイクで、13世紀末頃のローマで一世を

 

風靡したヤコポ・トッリティの作だと言われています。ビザンチン様式のモザイクよりも

 

優美で洗練され、色彩豊かなローマ・モザイクの代表作です。

 

 

 

 

主祭壇の天蓋の奥にあるモザイク画が「マリアの戴冠」です。13世紀のもののようです。

 

キリストの右手には洗礼者ヨハネと福音書記者ヨハネ、聖アントニウスが並んでいます。

 

 

 

 

モザイク画の中央では、キリストと同じ玉座に座っている聖母マリアの王冠にキリストが

 

手を添えていて、多くの天使が左右を取り囲んでいます。

 

天使の左側には、聖ペテロと聖パウロ、聖フランシスコが並んでいますね。

 

 

 

 

主祭壇のバルダッキーノ天蓋は、1740年フェルディナンド・フーガ作。中央に鳩がいる

 

のはサン・ピエトロの天蓋と同じですね。それにしても眩いばかりの、豪華絢爛な主祭壇です。

 

 

 

 

ふと見ると修道女の方が、主祭壇の下を覗いていらっしゃいます。

 

 

 

 

主祭壇真下には、祈りを捧げている教皇様のお姿が・・・。

 

 

 

その視線の先には・・・。

 

 

 

こちらの大聖堂で、最も大切な聖遺物「聖なるゆりかご」が安置されています。

 

イエス・キリストが生誕した時に寝ていた、飼い葉桶の木片が収められているそうです。

 

 

 

 

身廊の床は、コズマーティ様式のモザイクで美しく飾られています。

 

中央の大きな円形部分は、大理石柱を輪切りにしたものだそうですが、どうやって・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

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機械換気をしても、基準を上回る就寝時の二酸化炭素濃度。

 

 

 

 

 

2003年7月の「改正建築基準法」の施行によって必要換気量が規定され、住居では換気

 

回数0.5回/h以上、その他の居室(学校や事務所建築を含む)では0.3回/h以上の機械換気が

 

事実上義務づけられました。

 

 

しかし、建築基準法で定められた必要換気量と、二酸化炭素やホルムアルデヒドなど室内

 

汚染物質の濃度に関する指針との関係は必ずしも明確であるとはいえず、ましてやこれが

 

個別の室内空気質を保証するものでないことはいうまでもありません。

 

 

二酸化炭素の定量法を発見したPettenkofer(1818-1901)は、室内の二酸化炭素濃度が

 

700〜1,000PPMになると居住者は不快を訴えはじめる、という学説を世界で初めて提示

 

したことで知られています。

 

 

この成果は日本の建築基準法をはじめとする多くの基準で引用され、二酸化炭素濃度は

 

室内空気の汚染度の尺度の一つとして長く用いられています。

 

 

6畳間の寝室を閉め切った状態で建築基準法が規定する前述した量の換気を行なった場合、

 

8時間後の二酸化炭素濃度は2,600ppmと環境基準を大きく超過します。10畳間で二人が

 

就寝した場合も、ほぼ同様の結果となるのです。

 

 

二酸化炭素濃度が基準を超過しただけで直ちに健康被害があるわけではありませんが、

 

室内の空気質が低下していることを定量的に把握でき指標なのです。

 

 

近隣の状況や気象条件に左右されるものの寝室は締め切りではなく、窓あるいは隣室との

 

扉を開け放って就寝したいものです。

 

 

 

 

 

 

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ボルケーゼ礼拝堂の装飾に、ただ圧倒されます。

 

 


サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の左側廊の奥には、教皇パウロ5世の礼拝堂があります。

 

サン・ピエトロ大聖堂の正面を造らせた、ボルゲーゼ家出身の教皇ですね。

 

 

 

 

大聖堂の入り口では高貴な教皇様が信者の方々を、優しくお出迎えしてくれます。

 

 

 

 

こちらが左側側廊。ランプのついている懺悔室には神父様がいらっしゃるのでしょうか。

 

側廊と身廊は、整然と並んだ36本の彩色大理石の柱で仕切られています。

 

 

 

 

左側廊にある「聖母子像」。今日も、たくさんのロウソクの灯が捧げられています。

 

 

 

 

左側身廊の奥にはボルケーゼ礼拝堂があります。17世紀にボルケーゼ家出身の教皇パウロ5世が

 

聖母マリアのイコンを納めるために建てた礼拝堂ですね。祭壇の聖母子のイコンは聖遺物です。

 

 

 

 

貴石で飾られた豪華な祭壇とともに、ヴォールト天井とルネッタを飾るフレスコ画も

 

見逃せません。グイド・レーニによって描かれた聖人たちは、皆さん上を見上げています。

 

 

 

 

ボルケーゼ礼拝堂左側の奥には、建設を命じた教皇パウロ5世のお墓があります。

 

 

 

 

クーポラの内部には、チゴリ作の「無原罪の御宿り」が。

 

聖母様が載った三日月にクレーターがあるそうですが?遠すぎて見えませんでした。

 

 

 

 

ピエトロ・ベルニーニはボルケーゼ礼拝堂造営のために、ナポリからローマに招聘されました。

 

スペイン広場にある「バルカッチャの噴水」の作者として知られていますが、後に大芸術家

 

となる息子のジャン・ロレンツォは、この大聖堂で今も眠っています。

 

 

 

いつも代わり映えしませんが、とっても美味しい朝食をホテルで・・・。

 

 

 

 

 

 

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睡眠時の空気環境が、健康リスクを高める可能性がある。

 

 

換気によって室内の二酸化炭素濃度や浮遊粉塵量を減少させると知的生産性が向上する、

 

という研究が注目を集めています。近年では、睡眠時の空気環境も健康と無関係ではない、

 

と考えられるようになってきました。

 

 

昼間に酷使された免疫系の修復には、良質な睡眠が欠かせません。

 

 

睡眠時の空気環境が睡眠の質に影響を与え、結果として健康リスクを高める結果となる

 

ことが懸念されているのです。

 

 

アレルギー性の疾患を抱える人が半数を占める、と言われている現代社会。

 

 

閉め切った寝室はカビやダニ、寝具からのホコリなどが舞いやすく、二酸化炭素濃度や

 

VOCなどの濃度も高くなりがちです。

 

 

夜中から朝にかけての就寝時間帯は、鼻炎や喘息などのアレルギー症状が悪化する傾向が

 

高くなります。空気清浄機などを利用して室内の浮遊粉塵量を減少させることで良質な

 

睡眠が得られ、結果として免疫機構の活性化が期待できるということです。

 

 

 

 

 

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サンタ・マリア・マッジョーレ教会を探索しました。

 

 

 

テルミニ駅直近にあるホテルに投宿した朝、食事を済ませてからブラ散歩に出かけました。

 

本日のお目当は、ローマ教皇が建築させたローマ4大バジリカの一つ、サンタ・マリア・

 

マッジョーレ教会です。出がけに、挙式へと向かう日本人の花嫁さんに遭遇しました。

 

 

 

 

テルミニ駅を背にしてジョベルティー通りを直進すれば、10分ほどで教会に到着します。

 

古代ローマのバジリカ様式を原型のままとどめている唯一の建築として、とても貴重ですね。

 

 

 

 

ローマに現存する13本のオベリスクのうちの一つが、教会前の広場に屹立しいます。

 

聖母教会の広場ですので、サンタ・マリアが頂部から優しく私たちを見守ってくれます。

 

 

 

 

教皇の命によって建築され、アヴィニョン捕囚の後は教皇宮殿としても利用されたマッジョーレ。

 

正面には教皇の権威のシンボル「天国の鍵」をかたどった紋章が、誇らしげに掲げられています。

 

 

 

 

こちらがアプス(祭壇)側から見たマッジョーレ教会。ローマ神殿の跡地ですが、教会の建築

 

候補地を探していた夏に、雪が降り積もったことからここが選ばれたという伝説もありますが、

 

現実的には古代ローマ暦の暦日誤差が原因ではないかと思いますが、いかがでしょう?

 

 

 

 

側廊に面したこちらのイタリアンカフェで食事をしているときに、偶然に通りかかった教皇

 

フランシスコに祝福していただいて感動したことは、以前にもお話ししました。

 

 

 

 

こちらが教会の平面図。典型的なバジリカ様式の建築であることが図からも読み取れます。

 

 

 

 

こちらがローマにある4大聖堂の「聖なる扉(Porta Santa)」の一つになります。

 

25年ごとに設けられた聖年にだけ開くのですが、ローマにある4大聖門を全てくぐると

 

それまで犯した罪が赦されるのだそうです。

 

 

 

 

こちらが教会の身廊の内部です。それにしても、静謐で美しい!教皇用の祈祷段もあります。

 

 

 

 

エントランス上部の装飾とマリアのステンドグラス。こちらにも「天国の鍵」が教皇庁の

 

象徴として飾られていますね。

 

 

 

 

それでは側廊や付帯する礼拝堂や主祭壇など、内部の探検に出かけてみましょう。

 

 

 

 

 

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