北海道を襲った災害は、地震だけではなかったようです。

 

 

北海道で最大震度7を観測した地震発生から10日が経過しました。今回の地震で亡くなられた方は41人。地震の揺れや地盤の液状化によって被害を受けた建物は1,300棟に上り、今も1,500人以上の方々が不自由な避難所生活を強いられています。地震による大規模な土砂崩れなどの直接的な被害に隠れがちですが、その他にもいくつかの災害が同時に発生したことが被害の影響を大きくしたようです。

 

地震前日に北海道を襲った、台風21号の強い風雨による災害。

 

とても強い勢力を保ったまま4日、近畿地方に上陸した台風21号。関西国際空港が水没して完全閉鎖され、一時30万戸以上が停電するなど、台風21号は甚大な被害を全国にもたらしました。

 

北海道地震の前日、5日未明には北海道も強風域に入りました。数千年前まで続いた樽前山の噴火によって、震源地である胆振地方や石狩平野には大量の火山灰が積層し、軟弱な地盤を形成したことは道民なら周知の事実です。また植生も単調で根を張らない樹木も多く、強風による倒木被害が起きやすい地域でもあります。

 

 

札幌を襲った大規模な地盤の液状化はこうした地質学的な特徴に加えて、沢地を埋め立てて宅地造成を急いだ都市計画上の問題もあったように思います。また前日降った大量の雨が、土砂く崩れの被害を増幅したことは容易に予測がつきます。

 

全道一斉停電という災害は、地震が原因なのでしょうか?

 

地震発生直後に起きた苫東厚真火力発電所の緊急停止に端を発したブラック・アウトは、今も道民生活に大きな影響を与え続けています。

 

航空、鉄道や流通網は徐々に回復しつつありますが、市民生活に直結する食品工場や地場産業である農産品の加工工場の被害は甚大でした。今も点検作業を余儀無くされている乳製品工場や冷凍食品工場も多いと聞きます。

 

いつもなら棚いっぱいに並ぶお弁当などがコンビニから消えるのは、東日本大震災以来です。

 

 

いつもはこれでもかと言うくらいならぶ、納豆や豆腐の棚も空っぽ。しばらく生産を再開できないそうです。

 

 

冷凍食品もこのような状況。停電で廃棄せざるを得なかった在庫品も大量にゴミ処理場に運び込まれています。北電によれば想定外の地震だったようですが、東日本大震災以降たびたび指摘されてきた苫東厚真火力発電所への依存度の高さと設備の老朽化問題。

 

政策的に集中させた自然再生エネルギー利用への過度な傾斜を見直す、良い契機としたいものです。

 

 

台風は、秋の味覚も運んでくれたのですが・・・。

 

 

 

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いよいよ「ラファエロの間」へと、鑑賞の旅は続きます。

 

 

いよいよ見えてきました。「ラファエロの間」への順路を示す看板が「オスティアの戦い」の絵の前に。何と言っても巨匠ラファエロの絵画がこれほどまでに系統だって、しかも間近に鑑賞できるのはこの美術館しかありません。ラファエロ・ファンは必見です。

 

 

現在も連綿と続いているフレスコ画の修復。今日は「コンスタンティヌス帝の洗礼」が作業中のようです。修復技術者の育成と技術の伝承には、継続的な修復作業が欠かせません。次回はきっと美しい姿になって、出迎えてくれるのでしょう。

 

 

それでは「ヘリオドロスの間」へ移動しましょう。4面あるフレスコ画から、こちらが「ヘリオドロスの神殿からの追放」です。財宝を盗み出すためにエルサレム神殿へと侵入したヘリオドロスですが、天使たちに打ち負かされて神殿から追放されようとしていますね。天使、強し!です。

 

 

こちらは「アッティラの会談」。大教皇レオ1世と、ハンガリーの基を築いたフン族王のアッティラとの停戦交渉の様子です。教皇の頭上には剣を持った聖ペトロと聖パウロの姿も見えています。聖人といえども正義のためには戦うのでしょうね?写真やビデオのなかった時代の、記録画像的な意味合いなのでしょうが・・・。

 

 

こちらは「ヘリオドロスの間の天井画」。旧約聖書の創世記の物語を題材にしているのですが、ややタッチが荒いような気もします。もちろん工房のお弟子さんたちも、制作に参加していたのでしょうね。今は修復も完了して、色鮮やかに復活です。

 

 

こちらはローマ教皇の力の源泉を示す「聖ペトロの放免」。3つの場面が同じ壁面に描かれていますね。松明の明かり、月の明かり、そして天使の後光が鮮やかに表現されています。窓の扉が閉まっていれば、もっと綺麗に・・・。

 

 

いよいよラファエロがバチカンで最初に手がけたと言われる「署名の間」へと移動。そして「アテナイの学堂」に再会です。ルネッサンス絵画の代表作としても知られるこのフレスコ画。構図はギリシャ十字で、完璧なまでの遠近法。プラトン、アリストテレスを中心に、キリスト教とギリシャ哲学との融和を念頭に描かれた絵画です。画面の中から登場人物のモデルになった巨匠たちを探すのも楽しみですね。

 

 

弟子たちに講義する天才幾何学者ユークリッドの後ろでは、作者ラファエロがこちらを伺っているようです。

 

 

そしてもう一つの大作がこちら「聖体の論議」です。天上に君臨する父なる神は、キリストの上に。そして足元には聖霊が描かれています。画題は「父と子と聖霊」ですね。キリスト教が地上と天上の両方に、遍く広がる存在として表現されています。

 

 

さらに「ボルゴの火災」が展示されている部屋へと移動。ボルゴで実際に起こった火災を、画面奥のテラスにいる教皇が祝福により鎮火した、という奇跡を描写しているそうです。

 

 

こちらは同じ部屋にある「カール大帝の戴冠式」。西暦800年のクリスマスのミサ中に突如行われた、初代神聖ローマ皇帝にしてフランス王カール大帝の戴冠式の模様です。授冠しているのが大教皇レオ3世です。

 

 

ラファエロにどっぷりと浸かった後は本日のメイン、システィーナ礼拝堂の鑑賞です。日本テレビが持つ著作権の関係で撮影が禁止されていますが、巨匠ミケランジェロの渾身作「最後の審判」と壮大な天井画を1時間ほどかけてたっぷり楽しみました。

 

 

今夜はテルミニ駅のメルカート・チェントラーレ・ローマでお食事を。こちらの前菜盛り合わせ。ワインとのマリアージュが抜群で、とっても美味でした。

 

 

 

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今回の震災で、改めて気づいたこと。

 

 

9月6日の深夜、北海道胆振地方を震源とする震度7の非常に強い地震が発生し一週間が経過しました。今回の震災で被害に遭われた全ての方々に、心からお見舞い申し上げます。

 

室内気候研究所がある北広島市は震源からも近く、食器が戸棚から飛び出して壊れたり、書棚や冷蔵庫が移動するほどの激しい揺れを感じました。おかげさまで被害はいずれも軽度で、また社員にケガもなく現在は通常の営業を再開しております。メールや電話でご心配をいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

発送電網のブラック・アウトにより、全住戸で停電が発生。

 

日常生活も徐々に戻りつつありますが余震への不安、食料品の不足、節電要請による不便な生活など、まだまだ課題は多いようです。

 

今回の地震では建物の倒壊や土砂災害などの直接被害ばかりでなく、苫東厚真発電所の停止によってブラック・アウトが発生し北海道全域の295万戸で停電が発生しました。日本では初めての大規模事故であり、完全復旧は11月以降になる見込みのようです。

 

これから冬に向かって暖房需要期を迎える北海道。電化住宅の普及で電気暖房の住宅も多く、節電にも限界があるため市民生活への影響が懸念されるところです。

 

発電設備の老朽化が進む北海道の電力事情はとても脆弱で、しかも改修が遅れている。

 

東日本大震災が発生してから泊原子力発電所は運転を停止しており、運転開始後4、50年を経過した火力発電所も多いことから、北海道では大規模停電のリスクが非常に高いことが以前から指摘されていました。また、本州からの電力融通を受けるための北本連携の設備もリスク回避には能力が不十分で、さらにリスク対応のスピードも全く実情に見合っていないことが明らかになりました。

 

現状の危機的なリスクを放置してきた経済産業省や電力事業者の責任解明と、電力供給の改善に資する早急な行動が求められるところです。同時に、需要者である道民の電力消費に関わる問題意識の喚起も課題になりそうです。

 

電気の利便性の陰には大きなリスクが存在しています。エネルギー源のハイブリッド化を進めるとともに、エネルギー利用に依存しないパッシブ技術の開発と利用を促進していく必要があると思います。

 

 

原子力発電を早期再開しようとする動きに注目。

 

ブラック・アウトの原因を泊原子力発電所の停止に求めようとする動きが、すでに始まっているようです。今回の震災で再確認できた現実とはなんだったのでしょうか?

 

1 地震は予知できないし、いつでも身近で発生する可能性がある。

2 発電設備は地震で損傷する。原子力発電所も例外ではない。

3 老朽化した設備は、時間とともに摩耗故障のリスクが高まる。

 

法的な規制もあって、地震が起きないことを説明するための理論武装に追われてきた電力事業者。東日本大震災以前の「原子力発電所は安全で、事故は起きない」という思考停止と同じ事象が再現されているように思えて仕方ありません。

 

今回も震度2の揺れで泊原子力発電所の全外部電源は喪失し、非常用電源は作動したものの作動時間は限りがあるのが現実です。事故の記者会見で「想定外の事故である」かのごとき論調が電力事業者から発出されましたが、想定できない事故に対応する技術力と覚悟がないのなら、原子力発電からは即座に撤退すべきです。

 

泊を動かせば火力の老朽化、延いては北海道の電力問題も解決できる、といった甘えを許してはいけません。

 

 

台風21号と大地震の被害にも耐えた野菜たちが、畑で収穫を待っていました。

 

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HPに「事業内容」を追加しました。

 

公式HPに弊社の「事業内容」のページを追加しました。

 

下のリンクからご覧になることができます。

 

http://iwall.jp/about.html#jigyonaiyou

 

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9月7日夕刻、学会から無事帰宅できました。

 

 

2018年9月6日 3:08 。北海道東胆振地方で深夜に発生した震度7の大地震。山の崩落などで、甚大な人的被害が発生しました。

 

同時に発生した「ブラック・アウト」で北海道全域が停電。通信状況も次第に悪化し、家族との情報交換も途切れがちになっていきます。

 

 

懸命の復旧作業が奏功してか、翌9月7日午後には新千歳空港も再開。JRも千歳と札幌を結ぶ「快速エアポート」だけの運行です。前日は終日欠航していましたので、新千歳のロビーは大勢の旅行客で埋め尽くされていました。

 

 

地震発生時には学会参加で不在でしたが、自宅に帰ってみると隣家のバスケットボール用のゴールが倒れています。

 

 

研究所は本棚や机などの重量家具が少し移動した程度で、建物には損壊はなく一安心。日本の住宅の耐震性能の高さに感謝です。

 

冬場の震災で大規模停電となると2次的な被害の増加が予測されますので、事前の対策が不可欠になりそうです。

 

 

 

これから少しずつ震災で感じたことや、復旧の情報をアップしていきたいと思います。

 

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大混雑の燭台のギャラリーから、地図の間へと移動します。

 

 

先回からご紹介しているヴァチカン美術館の鑑賞ツアー。今日は大混雑の「燭台のギャラリー」から続きを始めましょう。

 

 

劣化防止のために少し照明が落とされた「タペストリーのギャラリー」へと進んで行きます。新約聖書に著されたキリストの生涯を、一連の大きな織物作品(タペストリー)で表現してあります。

 

 

ラファエロの弟子たちが下絵を描き、当時最高の織物技術を誇ったブリュッセルの職人たちが丁寧に仕上げた作品です。

 

 

経年劣化による退色はあるものの、織物とは思えないような精緻な表現でキリストの生涯を描き出していきます。こちらは「キリストの復活」でしょうか。

 

 

タペストリーのギャラリーに続くのは、明るく煌びやかな「地図の間」です。大デレゲーションを振り返りながらパチリ。左に見えるのがイタリア半島全図ですね。それにしても大勢のお客さんです。

 

 

こちらはコルシカ島の地図。地中海に浮かぶ島の山や川の様子が、本当にリアルに描けています。いつか旅してみたいものです。

 

 

「地図の間」は天井画も本当に素晴らしいので、どうしても視線をあちらこちらと移動させなくてはならず、通りぬけるまでにかなりの時間と体力を消耗します。しかも首が痛い。

 

 

大混雑のギャラリーを抜けると次は「ソビエスキーの間」。ウィーンでイスラムの大軍に包囲され、危機に瀕したヨーロッパのキリスト教連合軍。現れたのは救世主、ポーランドのソビエスキー王のヤン3世ですね。この絵はキリスト教軍の勝利を報告するため、教皇への手紙を使者に手渡している場面だそうです。ヤン王の背後には、後光のように虹がかかっていますね。

 

 

次の部屋では「無原罪の御宿り」の聖母マリアが待っていてくれます。神の恵みによって聖母マリアは原罪の汚れをはじめから一切受けていなかった、とするカトリックの大切な教義を表した作品です。

 

 

この先に「ラファエロの間」、そして「システィーナ礼拝堂」へとまだまだ続くヴァチカン美術館。いくら時間があっても足りないくらいです。遠くに頭が少しだけ見える松ぼっくりの中庭から、左側の回廊を進んできたことになります。

 

 

疲れていたので、本日はパスタとピザはパス。寿司バーで購入したパックのお寿司をいただくことにします。でも、なぜフラミンゴ!?

 

 

日本にいれば何の変哲も無い寿司弁当。これが23€(3,100円)、しかもガリは別売り。でも同行者とつついてみれば、これもまたうまし。

 

 

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Lesson 41 夏季の室内は、25〜27℃ (50rh%)に維持しよう。

 

 

今回は酷暑の続く日本の夏をテーマに、健康の維持と知的生産性の向上という異なる視点から「夏のかしこいクラシ」について考察してみます。

 

寝室は28℃ (50rh%)、執務室は26℃ (50rh%)以下に維持しよう!

 

下着程度のごく軽度の着衣(0.4clo)で横臥している時でも室温28℃、相対湿度50%以上になると暑く、発汗による体温調節が始まります。就寝時の寝室の室温は28℃が上限と考えられます。また、テレワークなどで自宅就労をされる場合や、子供の学習環境では活動量がもう少し上がりますから(1.0〜1.2 met)室温はさらに低く調整する必要があります。室温26℃程度、相対湿度50%が上限となるでしょう。

 

 

 

室温が28℃以上になり発汗が連続して起こるような状況は、無意識のうちに自律神経が亢進しますから、人体には大変なストレスがかかることになります。このような環境下で就寝しても「睡眠の質」の低下は避けることがでません。睡眠時にのみ活性化する免疫系の修復・再生、人成長ホルモンの分泌にも大きな影響を与えますので注意しましょう。

 

最近では「省エネのため設定室温を28℃にしましょう」といったスローガンを、環境省も広告しなくなりました。知的生産性の維持、向上を目指すならクールビズ・スタイル程度の着衣量でも室温の上限は26℃ (50rh%)であり、これ以上の室温では作業能率、延いてはGDPが低下するからです。

 

 

エアコンの設定温度を28℃に設定していたとしても、住宅の断熱、遮熱性能やエアコンの冷房能力の影響を受けて、実際の室温が設定温度になっていない住宅が多いようです。温湿度計は常に身の回りに置いておき、周囲環境を量として把握することを心がけましょう。

 

■本ブログは抄録版です。

記事原稿の全文と詳細は、公式HPをご覧ください。

 

健康のための室内気候講座: http://iwall.jp/column.html

 

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ジャガイモと枝豆を収穫しました。

 

 

8月になって大雨の日が続いた北海道。ジャガイモ畑はまだ湿った状態なのですが、そろそろ収穫することに。

 

 

6月の低温、7月の乾燥と作物にとっては条件が悪かった2018年。でも立派に成長してくれました。

 

 

27個の種芋から、4箱分の収穫。早速フライドポテトにして、秋の味覚を楽しんでみます。

 

 

台風20号も接近しているようなので、急いで枝豆も収穫。箱いっぱい、5kgの枝豆が穫れました。

 

 

家庭菜園の作物は一斉に収穫期を迎え、農作業も忙しくなってきました。

 

 

この日はブラックベリーを2kg収穫。これから毎日のようにジャムを作り続け、一年分の在庫を確保します。

 

 

アスパラガスも秋の芽を出し始めたのですが、楽しみは春にとっておくことにしましょう。

 

 

中玉トマトはそろそろ終盤戦。今シーズンもずいぶん楽しませてもらいました。後はトマトソース作りですね。

 

 

畑にイトトンボの集団がやってきました。北海道は、もうすっかり秋の気配です。

 

 

 

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ランチのあとは、ヴァチカン美術館で感動の時をふたたび。

 

ランチ・ブレイクを終えたら、徒歩でヴァチカンに向かいましょう。美術館への坂道は、今日も大混雑。ピーク時には3〜4時間待ちも当たり前ですので、事前の予約は必須でしょう。見学を諦めて坂を下ってくる人も、ちらほら・・・。

 

 

予約をしていた我々はチケット売り場への大行列を尻目に、入口前の広場へとサクッと到着します。門の上ではミケランジェロとラファエロの両巨匠が、今日もお出迎えです。パンテオンにあるラファエロのお墓へは午前中に参拝しましたが、このあとフィレンツェでミケランジェロの墓にもお参りする機会がありましたので、後日報告いたしますね。

 

 

幸運にも、また来館することができたヴァチカン美術館。今回が最後になるかもしれませんので、全身全霊で見学しましょう。

 

 

エントランス近くのエスカレータはパスして螺旋階段の展示を見ながら上階へ。途中には日本代表、アイヌ民族の船や風俗の紹介展示もあります。

 

 

最上階の中庭では古代ローマの噴水、ブロンズ製の松ぼっくり(ピーニャ)がお出迎え。実はレプリカです。でもステージに続く階段はミケランジェロの設計で、歴史と豪華な巨匠たちの名跡に初めから圧倒されます。

 

 

いつ見ても迫力のあるラオコーン像。トロイアの神官ラオコーンとその2人の息子が、海蛇に巻き付かれて苦悶している表情が秀逸。ミケランジェロの修復秘話も有名ですよね。弘法にも筆の誤り、どんな巨匠にも間違えはあります。

 

 

ミューズの間にあるベルヴェデーレのトルソ。ミケランジェロが畏敬し、愛してやまなかったこの彫刻を見るために通い詰めたという逸話が残っています。彼の作品に多大な影響を与えたことは、疑う余地もありませんね。

 

 

ちょっと不気味なゼウスの娘、アルテミス(ディアナ)像。ギリシャ神話では純潔の女神だったアルテミスが、東方ペルシャへと伝播する過程で多産と豊穣の神となり、いつの間にかこのようなお姿に。遠く日本の女神土偶や、インドのプラーナ芸術にもつながっているような気がします。

 

 

 

こちらは「ムーサの間」。文芸を司る女神、ムーサたちを描いた天井フレスコ画です。中庭から入ってすぐなのですが、この辺りがとても混雑していました。鑑賞順路の起点ですから、仕方ありませんね。

 

 

「円形の間」の床を飾る古代ギリシャのモザイク。どういう経緯でこちらに運ばれてきたのでしょう。それにしても精巧な詳細描写に、つい見とれてしまいます。

 

 

こちらが「ギリシャ十字の間」に展示されているコンスタンティアの棺です。父コンスタンティヌス帝はローマ帝国を再統一し、ミラノ勅令でキリスト教を公認したからでしょうか? 棺は聖書にも頻出するブドウとワイン造りの装飾で覆われています。

 

 

鳥肉、魚、野菜や果物が描かれたモザイク画が、2000年前の食事の様子を伝えてくれます。種類も豊富で結構豪華だったみたいですね。

 

 

この日は2000年前の食事に負けないように、夕食の前にイタリアのビールと生ハムでアペリティーフを楽しみました。

 

 

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断熱不足が「睡眠の質」を低下させる。その2

 

 

今回は、夏の室内環境と断熱性能との関係について考えてみましょう。

 

下の図は気候区分ごとに定められている断熱性能の指標、UA値と体感温度の関係を示しています。横軸は外気温度で、体感温度には日射によって温められた建築躯体(壁や天井)の影響も加味して計算してあります。

 

 

 

本州の東京以西の地域が属する5〜7地域の断熱基準はUA=0.87 [W/m2/K]です。いま夏季の快適範囲を参考にして、エアコンを25℃に設定したとしましょう。最高外気温が25℃の夏日では日射があると体感温度が26℃を上回りますので、冷房をしていても室内には「暑さ」が存在することになります。また暑さを感じる温度と知的生産性が低下し始める温度はほぼ等しいので、住宅で仕事をする場合には断熱性能に対する配慮が必要になるわけです。もちろん高い体感温度は就寝環境の劣化にも大きく影響を与えます。

 

年々増える続ける「テレワークの従事者」。さらに「住宅内熱中症」とりわけ「就寝時熱中症」の患者数。

基準を満たす住宅は全ストックの5%以下にすぎませんから、住宅の夏の環境改善はまだまだ不十分と言えそうです。

 

 

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