Lesson 29 LOHASな室内気候のつくりかた。 その1

LOHASな室内気候って?

 

【LOHAS】とは ”Lifestyles of Health and Sustainability”の頭文字をとった造語で、1990年代にアメリカで発祥した「健康と地球環境の持続可能性を大切にする暮らし方(価値観)」を意味します。「居住者の健康と省エネルギーを両立させる」という現代建築の重要課題を象徴するような言葉かもしれません。ここでは【LOHAS】な暮らしを支える室内気候のつくりかたについて考えてみたいと思います。

 

 

住宅が「穴の空いたバケツ」だったら?

 

住宅の熱収支をある程度正確に、しかも直感的に理解するために一つの物理モデルを導入することにしましょう。「下部に穴の開いたバケツ」を想像してみてください。このモデルではバケツへの水の出入りとバケツの中の水位が、住宅内での熱の振る舞いと温熱環境を表しています。

 

 

高断熱・高気密化は『バケツの穴をふさぐ作業』です。

 

バケツの底部には穴が空いていますので、穴の大きさと水の供給量によって水位(室温)は決まります。バケツの底がザルならば、どんなに大量の水を供給しても水は溜まりません。断熱性能の低い家や無断熱の家は底の抜けたバケツのようなものですから、任意の水位(室温)を維持することはできないのです。

 

「バケツの大きさ」がこれからの課題。

 

バケツの穴をできるだけ小さくして、少量の給水で高い水位(室温)を維持することが可能になった現在の高断熱・高気密住宅にも新たな課題があります。それはバケツの容量に原因があります。バケツの容量が小さいと晴天日に日射熱(水)が急激に供給された時、バケツの水位は思わぬ上昇をしてしまいます。断熱性能の低い家では生じることがなかった「意図しない急激な室温上昇(過昇温)」が生じて、相対湿度が過度に低下する原因になっているのです。

【潜熱蓄熱建材】がバケツの大きさを容易に拡大する。

 

物理学ではこのバケツの大きさのことを熱容量と呼んでいます。バケツへの水の供給量と排出量が常に同じであれば(定常状態)、バケツの容量に関係なく水位は一定に保たれます。しかし、外気温度や日射量は天候によって常に変化していますので、室温もこれに連れて変化してしまいます。バケツの容量が大きいと水の需給関係が一時的に崩れても、バケツがバッファーの役割をしますから、安定した水位(室温)を維持することができるのです。

 

潜熱蓄熱材は快適な室温範囲で生じる温度変化でも、融解と凝固を繰り返しながら多くの熱を蓄積することのできる材料です。最近では保温性の高い衣服や自動車のエアコン部品としても利用されている潜熱蓄熱材。レンガやコンクリートに比べて、少ない温度変化でも住宅の蓄熱性能を圧倒的に高めることができるという特徴があります。この潜熱蓄熱材を室内の仕上げ材料として施工することで、木造住宅の熱容量は容易に増大させることができます。潜熱蓄熱建材は『LOHAS』な暮らしをサポートできる建材なのです。

■本ブログは抄録版です。

記事原稿の全文と詳細は、公式HPをご覧ください。

 

健康のための室内気候講座: http://iwall.jp/column.html

 

☆室内気候研究所

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福岡セミナーで講演してきました。

 

「LOHAS住宅への挑戦 in 福岡」で九州の室内環境について議論しました。

 

北海道を出るときには外気温度が−7℃、全道的にとても冷え込んだ朝でした。

海の中道の向こうに夕日が沈む頃に福岡空港に到着。博多は紅葉が始まったばかりのようです。

 

 

翌日は天神にある会議場で開催された「高断熱・高気密の先にある・・・」セミナーに参加。

東北大学の小林先生の基調講演のあと、北洲総合研究所の石原所長が超高性能住宅PPHの解説。

室内気候研究所は30年後の良質な住宅ストックのために今すべきことについて提案します。

九州各地から聴講にいらした60名以上の専門家と室内環境の未来について議論することができました。

 

 

セミナーを終え博多駅に戻った頃にはクリスマスイルミネーションが綺麗に点灯されていました。

この時期、全国各地で展示されるようになりましたが、博多も素晴らしい冬景色デザインです。

 

 

駅前広場ではXマス市が開催中。本場ドイツを思い出させるような演出がそこかしこに。

ホットワインの良い香りが、冬の到来を告げます。

 

 

博多に来たらやっぱりこれですよね。生簀からあげたばかりのイカの活き造りです。

新鮮で弾力のある歯ごたえがたまりません。ご当地名物の甘口の刺身醤油でいただきます。

 

 

冬の味覚の王様といえば玄界灘のふぐ。厳しい冬は、美食の冬でもあります。

 

 

■公式HPに記事を掲載中:http://iwall.jp/news.html#20171122_news

 

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マーライオンを見て、サンテックシティーへ。

 

スタバでまったり涼んだ後は、観光名所巡りを続行します。

 

1928年に建設された中央郵便局は、2015年にはシンガポールの国定史跡として認定を受けていますが、現在はヘリテージホテル フラートンとして生まれ変わっています。一度は泊まってみたいホテルですね。

新古典主義のホテルと背景のスカイスクレーパー群とは、新旧建築の好対照といったところでしょう。

 

 

さあ、高速道路を渡ればマーライオン公園です。まずは小さなマーライオン。

 

 

大きなマーライオンを見渡せる桟橋には、今日も大勢の観光客が詰めかけ写真に収めています。

ここも中国語が飛び交う混雑地区になっていました。

 

 

写真を撮り終えたら散歩を続行。音更町の小原牧場さんでしょうか?

北海道の牧場もシンガポールに進出しているんですね。

 

 

ようやくサンテックシティーモールに到着です。

多国籍企業が入居する高層オフィスビルが5棟、国際会議場、巨大なショッピングセンター、レストラン街、映画館が入る大型複合施設、サンテック。

 

ビジネスで伺う時とは全く違った印象です。

レストラン街もあるので、そろそろランチをいただこうかと思います。

 

 

エントランス付近に止まっていたオープントップバス。暑いでしょうね、おそらく。

 

 

北海道産米を使用しているトンカツ屋さんがあります。

開店前の様子ですが、店の前にはすでに行列ができています。

 

 

東京のラーメン屋さんにお寿司屋さん。

日本に観光にお見えになるシンガポール人がとても増えているためか、日本食もブームのようです。

シンガポールでも、低カロリーでヘルシーというのが日本食のイメージですね。

 

 

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初めての雪かきになりました。

 

今シーズン一番の寒波がやってきた11月19日、北広島も一面銀世界に。

20cm以上積もりましたので、早朝から除雪隊(自分です)の出動です。

 

 

毎年のことですが色のない世界って、本当に寂しいものですね。

これから3月まで、毎日のように除雪しなくてはいけません。

今年は雪の少ない冬になりますように。

 

 

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熱橋部分を発泡ウレタンで補強しました。

 

床と壁の熱橋部分を、発泡ウレタンで補強しました。

 

内張断熱改修構法で課題になるのが、入隅部や開口部周囲にできる熱橋の処理です。

今回は施工精度を確認するため、穴を開けたアクリル樹脂を下地に固定して型枠としました。

 

 

学生さんは初めてのウレタン施工ですのが、空隙ができないように注意しながら発泡ウレタンを注入。

密実に施工することで、熱橋ができるのを防止できます。

 

 

あとは乾燥硬化を待つだけです。

 

 

次回は開口部廻りや、天井と壁の取り合い部分を施工する予定です。

開口部の断熱補強にインプラス窓を施工するために窓枠も延長。

熱橋となる窓枠の周囲にも発砲ウレタンを施工します。

 

 

早朝に積もった雪はなんとか溶けてくれましたが、銭函も色のない冬景色になりそうです。

 

 

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朝のうちに今回のミッションを完了させます。

 

ナショナルギャラリー前を左折して進んでいくと、ビクトリア劇場が見えてきます。

シンガポール交響楽団(SSO: Singapore Symphony Orchestra)の本拠地でもあるこの施設のファサードはパラディオ式で統一され、のちに2棟をつなぐ時計塔が建設されました。

 

現在の建物は歴史的建造物を改修・修復したもので、最新の音響設備を有する劇場・コンサートホールとして甦らせたのは、日本の佐藤工業さんのようです。

 

 

さらに進むと20世紀初頭に建造されたシンガポール川河口に架かるアンダーソン橋。

自動車も通れる橋として今でも現役です。橋のすぐ南側が旧郵便局、憧れのフラートンホテルですね。

 

 

南詰にはフラートンのボートハウス、船着き場跡の建物があり今はスターバックスの店舗になっています。

 

 

今回の最重要ミッションはシンガポールオリジナルのボトルをゲットすること。

 

 

ここまでくる間に一汗かいてしまいましたので、冷たいコーヒーをいただきながら小休止です。

 

 

サファリ動物園は夜が見ものなのですが、昼間から観光に行く人もいるのでしょうか?

 

 

屋台のアイスクリーム屋さんも、この暑さで大繁盛の様子でした。

 

 

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Lesson 28 ウェルネス住宅を、家計から再評価してみよう。

 

省エネ住宅は、ウェルネス住宅になれるか?

 

これまで住宅におけるエネルギー利用のあり方について、いろいろと議論してきました。今回は子供たちやご長寿さん、障害のある方など、住環境の質による影響を受けやすい「環境弱者」の方々も安心して生活できる「健康維持・増進住宅(ウェルネス住宅)」について考えてみましょう。

 

ウエルネス住宅の設計指針を、家計から再構築してみましょう。

 

それでは住宅デザインの実務で居住者のウエルネスを考慮した設計をするために必要となる普遍的な価値について考えてみることにしましょう。

 

下の図は「iWall構法」を採用した住宅における家計収支を、床面積で原単位化して示したものです。光熱費は測定値、医療費・介護費、教育費は国民一人当たりの平均値から予測して示しました。また将来、二人のお子さんが巣立ちご夫婦二人で暮らすことを想定した将来家計の予測値も併せて示しました。

 

 

人づくり・働き方改革は、住宅の知的生産性の向上が基本です!

 

最後に家庭での知的創造性の向上に対する投資の必要性について考えてみましょう。幼児教育から大学での高等教育まで、すべて公立学校で教育を受ける場合の生涯教育費は1,000万円程度であり、すべて私立学校に通う場合では 2,000万円以上の費用がかかると言われています。原単位化したグラフを見ても、教育費は8.4 [千円/m2]と光熱費を大きく上回っています。

 

 

資源・エネルギーから健康・快適へ。

そして知的生産性の向上へと、投資先の変更が必要な時代です。

 

一方、AIやIoTの普及に伴ってテレワークなど在宅で就業している人口は年々増加しており、今後もこの傾向が強まっていくものと考えられます。毎日会社に出勤し、全従業員が共に生産活動を行う日はやがて終焉を迎えそうです。

 

明日の生産活動の糧として十分な休養を与えてくれる空間としてのみならず「学びたくなる家」「働きたくなる家」を創造していくことは、今後の住宅デザインを考える上で一つの大きなテーマになっていくことでしょう。

 

■本ブログは抄録版です。

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真空断熱材で、床の断熱工事をしました。

 

内張施工で木造住宅の断熱改修に挑戦しています。

 

北海道職能大にある屋内実験棟の断熱改修工事が始まりました。

平成2年基準程度の断熱性能を、新省エネ基準程度まで強化する構法を開発するのが目的です。

手前が断熱改修工事棟、奥が比較対象となるブランク棟です。

 

 

改修棟の床には真空断熱材を5mm敷き込みます。

GWに換算すると50mm程度の断熱能力があります。

 

 

天井には「フェノール樹脂」を20mm施工。

フェノール樹脂は熱に強い熱硬化性樹脂の一つで、火災などで熱を受けると硬化する特徴があります。

断熱材の内側にプラスターボードを施工した後、調湿性のあるクロスで仕上げていきます。

 

 

真空断熱材とフローティングフロアの組み合わせで施工性を改善。

 

真空断熱材は包材が破断して真空度が落ちると膨張し、断熱性能を失いますので慎重に工事。

釘打ちの必要がないフローティングフロアと組み合わせることで施工性を高め、美しく仕上げることができます。

今回採用した床材は、東京五輪の選手村でも採用が決定しているそうです。

 

 

改修前の躯体の気密性能が十分ではない場合もありますので、今回は断熱層を施工する前に気密シートを下貼りしました。

改修後の断熱層後背部で結露が生じないか、湿度センサを埋め込んで確認する予定です。

 

 

床の仕上げ工事もなんとか完了。初めて施工する学生さんたちも仕上がりの美しさに満足げです。

冬は冷たくなるおばあちゃんのお家の床を、自分たちで改修してあげられるといいですね。

 

壁の断熱改修が完了したら、次は難関の潜熱蓄熱建材の左官工事が待っています。

 

 

室内気候研究所 主席研究員

工学博士 石戸谷 裕二

■公式HP: http://iwall.jp

■ブログ:http://blog.iwall.jp


週末はシンガポールの休日を楽しみます。

 

朝から強い日差しが照りつける週末のある日、ビジネスも終わりシンガポールを堪能します。

エントランスには観光客が。中華系の方々が多いような気がしましたが、日本人の方もちらほらと。

 

 

このホテルのフロントは4Fにあります。

窓の外に見えるのは透明な水槽、プールですね。

朝から中国人とみられる親子がはしゃいでおりました。

 

 

二つのタワーを繋ぐ位置に、もう一つのプールがあります。

こちらの方が落ち着いて泳げるかもしれません。散歩の後にひと泳ぎしてみましょう。

 

 

マシーンジムも完備していますが、ちょっと位置がわかりづらいのが難点です。

フロントの正面のドアを開け、階下にジムがあります。

 

 

さて、お散歩の前に朝食をいただくことにしましょう。

美味しそうなフルーツや冷菜が並んでいますね。

卵料理はカウンターでオーダーすると出来立てを席まで運んでくれます。

 

 

温菜のトレーを開けていたら、骨つきのハムをグリルしたと思われる塊が。

ウエイトレスさんにお願いしてカットしてもらいます。なんだか楽しそうですよね。

 

 

ほんの少しだけで良かったのですが、ストップをかけた時にはすでにこの状態です。

せっかくので美味しくいただくことにいたします。

 

 

昨日は少し雲がかかっていたシンガポールですが、今日は快晴。

朝から南国の日差しが照りつけてきます。

2015年に最高裁判所と市庁舎だった歴史的保存建造物が改装されてオープンしたナショナル・ギャラリー。

シンガポール・アートの殿堂です。

正面向かって左側にあるドームと立派な柱が目をひく、Supreme Court Wingは重厚感があります。

 

 

ペタンクでしょうか?芝生では早朝からスポーツを楽しむ人がたくさんいました。

日中の暑さを考えると、運動は早朝か夕方でしょうか。

この後、マーライオン公園まで散歩は続きます。

 

 

☆室内気候研究所

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屈斜路プリンスホテルで、温泉を堪能してきました。

 

半年ぶりに訪問した、道東のリゾート屈斜路湖プリンスホテル。

落葉も進み、もうじき冬がやってきます。池ではカモの家族がゆったりと泳いでいますね。

大自然に抱かれたリゾートらしくとても静かで、地下1000mから湧き出す温泉も良質です。

 

 

窓下の換気口を見ていたら、軽井沢プリンスホテルの西館には冷房がなく、自然通気がメインだったのを懐かしく思い出しました。

このホテルでも窓の下に跳ね出し換気口がありました。

清掃中でしょうか、廊下の空気がいつも綺麗なのはとっても好感が持てますよね。

 

 

この日は秋の好天に恵まれ、屈斜路湖畔の散歩もゆっくり楽しめました。

 

 

キノコですねー。美味しそうに見えるのですが、食べられるんでしょうか?

 

 

人間用の散策路はエゾシカの通路でもあるようです。足跡がそこかしこに。

 

 

翌日は吹雪。いよいよ冬の到来です。タイヤ交換を済ませておいて本当に正解でした。

 

 

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