プレミアム・パッシブハウスの見学会に参加しました。

昨年10月末に着工した「北洲 プレミアム・パッシブハウス(PPH)」(仙台市)で、構造見学会とミニセミナーが開催されました。

 

PPHは省エネ先進国のドイツやスイスの基準を上回る超高性能住宅。

新たに「断熱」「蓄熱」「遮熱」に関する革新的技術を採用して、現在実現できる最高レベルの健康・快適環境を創造しようとするプロジェクトです。

 

 

当日はPPHの設計コンセプトに関するセミナーに加えて、無機系断熱材では世界最高の性能を誇るシリカエアロゲル断熱材「SLENTEX®」(BASF社)の施工見学も行われ、多くの来場者が熱心に見学していました。

 

 

4月に予定されている完成見学会では、潜熱蓄熱内装材「エコナウォール25」や日射遮蔽アミ戸、外付けブラインドを採用した「Passive Fenster」の発表会も予定されています。

 

健康的な居住環境を経済的に実現するため、室内気候研究所も環境設計に参画。

今後の実証評価では東北大学大学院の小林准教授とも協働して、住環境とエネルギー消費に関する実測調査を実施。結果を随時公表していく予定です。

 

 

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公式HP http://iwall.jp/

 


ドゥオモの威厳に圧倒されます。

みなさん、新年あけましておめでとうございます。2017年が良い年でありますことを、心からお祈りしています。

 

さて、フィレンツェの旅も午前中のクライマックスへ。いよいよドゥオモにやってきました。休日ですから観光客でどこも混雑しています。それにしてもこのマッシブで絶大なボリューム感と色彩。これでもかと主張するような加飾技法。色酔いしてしまいそうな強烈さでドゥオモのファッサードが迫ってきます。手前がサン・ジョバンニの洗礼堂ですね。

 

 

フィレンツェのドゥオモの正式名称はサンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂。花の聖母教会です。ジョットの鐘楼と洗礼堂を合わせた3つの建築で構成されています。

 

 

この大聖堂はイタリアの晩期ゴシックから初期ルネッサンスを代表する建築です。トリコロールの大理石をふんだんに使用した豪華なファッサードは精巧な彫刻で加飾され、見る人々を聖なる世界へと誘います。カトリックの信者でなくても、その理想とする姿と歴史の奥行きに引き込まれていきそうです。

 

 

 

サン・ジョバンニの洗礼堂にはミケランジェロが絶賛したことで有名な天国への門があります。旧約聖書を10枚のパネルで再現した現在のレプリカは日本からの寄贈によるもので、オリジナルは聖堂裏手にあるドゥオモ付属博物館に収蔵されています。遠近法でブロンズが浮き彫りに見えるギベルティーの超絶技法。製作者自身もパネルの中に描かれていますので、見つけてみてください。

 

 

この日は日曜日で午前中は礼拝のために内部を見学することができません。でも、外周を一周するだけでその魅力は十分把握することができます。クーポラの見学は後回しにして、近くのカフェでちょっと休憩です。

 

 

正面右側の広場近くにある、とっても美味しいジェラード店です。フィレンツェ在住の方から、こっそりと教えていただきました。一見ブテイックのような外観ですが、是非一度本場のジェラードを試してみてください。

 

 

 

地元民の良いジェラード屋さんの見分け方!!冷蔵庫の中のジェラードに蓋がしてあるお店は味も良いそうです。観光客相手のお店では商品を直接お客様に見せたいところですが、ジェラートも生鮮食品。酸化を防止するため、蓋がしてある方が美味しいのだそうです。注文は簡単。自分の食べたいジェラートの種類を英語で言うか指差し確認。カップかコーンかを選択するだけですから、日本と全く同じスタイルですよね。きっと。

 

 

普段はあまりいただかないジェラートですが、このお店ではとっても美味しくいただきました。今回はデザート系男子も同行されていましたので、このあとジェラートをいただく機会が何度かありました。

 

 

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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。

ローマ・テルミニ駅からユーロスターで1時間30分。1930年代に改修されたフィレンツェの中央駅、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しました。近代建築様式らしい抑制的なデザインですが、落ち着いた色彩と低く伸びやかなファッサードが、さりげなく観光客を出迎えます。ドゥオモまでおよそ650m、徒歩で10分程度の距離にあります。

 

 

中央駅名にもなった、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は駅の正面、真向かいに位置しています。駅のファッサードは、教会の色彩やデザインとの調和を考えて計画されたことが窺えます。もちろん駅の高さが教会よりも高くならないような配慮も。ルネッサンス絵画に見られる水色の空、ちぎれ雲、そして緑の山々といった大自然に調和した建築材料の選択と意匠が見事に成功しています。

 

 

教会の側道を回り込むと、フィレンツェ・ロマネスク様式をテーマとした美しいファッサードが見えてきます。博愛の赤、正義の白、自由の緑を表す多彩な色調の大理石で幾何学的に構成されたデザインは、フィレンツェを訪れる旅人を魅了してやみません。希少で高価な大理石をふんだんに使用しており、往時のフィレンツェの経済的な繁栄を象徴する代表的な建築です。

 

 

ゴシック様式のトリフォーラを正面にのぞむ聖堂の内部。フィリッポ・リッピの祭壇をはじめ、有名な美術品がいくつも展示されています。この教会は世界最古の薬局があることでも有名ですが、薬局は聖堂から歩いて10分ほどの場所にあります。余談ながら、令夫人向けのお土産購入には最適な薬局かと思います。

 

 

正面ファッサードのバラ窓も、美しいステンドグラスで彩られています。このバラ窓を鑑賞するだけでも、1日の視察では時間が足りませんね。

 

 

EUの文化首都でもあるフィレンツェ。見たいものがたくさんありすぎて、気が急いてくるのは仕方がありません。教会前の広場を抜けて、いよいよドゥオモに向け再び散策を開始します。ルネッサンスの街フィレンツェですから、市街地のファッサードも美しいルネッサンス様式。数分でドゥオモとジョットの鐘楼の頂部が、少しだけ見えてきました。最もドキドキする瞬間です。

 

 

花の女神フローラを街の名の起源にもつフィレンツェ。旧市街は城壁でかこまれた狭い街区ですが、古代の城壁も教会の一部としてしっかりリユースされています。下の写真の左側廊部分が旧城壁です。色彩を含め違和感なく利用保存されていて、デザインの力を痛感する瞬間です。

 

 

閑話休題。モータリゼーションなんて全くなかった頃に作られた市街地は、現住民の自家用車でびっしりと埋め尽くされています。それにしてもどうやって縦列駐車したのでしょうか?これじゃあ、明日の朝、出庫できませんよね。ここもパリ流なのでしょうか、バンパーが心配になります。

 

今年も当ブログをご愛読いただき、ありがとうございました。それではみなさん、良いお年をお迎え下さい。

 

 

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イタリア・ユーロスターでFirenzeへ。

世界歴史遺産の街、トスカーナ州の州都フィレンツェを視察するため、ローマ・テルミニ駅からフレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅までイタリア・ユーロスターで小旅行をしました。英仏間を運行するユーロスターとは違い、イタリアの民営鉄道トレニタリアが運行しています。

 

 

駅前広場にあるポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ2世の像です。朝日が後光のように差して、優しいフォルムを際立たせていますね。ヨハネ・パウロ2世は冷戦末期に、450年ぶりのイタリア人以外の教皇として世界平和を訴え、被爆地の広島市と長崎市を訪問されたこともあります。世界中の信者や宗教家から愛された偉大な教皇、パパですよね。

 

 

毎年1億5000万人もの乗降客がある国際ターミナル駅、ローマ・テルミニ。

パリやミュンヘン、ウィーンなどに向かう国際列車が毎日運行されており、地下鉄A線・B線やレオナルド・エクスプレス空港鉄道などへも乗り換えも可能ですから、観光にはとっても便利なランドマークです。

 

 

テルミニ駅は古代ローマの浴場遺跡がある歴史地区にあり、建設後60年を経過したモダニズム建築です。周囲を取り囲む重厚な組積造建築群の中にあって、機能性と軽快さ備えた優雅で美しいデザインは、ひときわ異彩を放っています。高層ビル群の駅前広場しか知らない日本人にとっては、ノスタルジーを感じるような駅舎でもあります。

 

 

駅構内のカフェスペースには、古代ローマ時代の城壁が発掘された当時のままに展示されています。ローマは、古代遺跡の上に現代都市が構築されていることを、いつも意識させられる街です。

 

 

ユーロスターのチケットは英語表示も可能な券売機で簡単に購入できます。

 

ところが・・・。券売機の前にいるとアフリカ系と思われる青年が、馴れ馴れしく接近して来ました。どこまで?いつ行くの?何人? などと質問しながら、頼みもしないのに次々と画面を操作してきます!

 

お礼は一人5ユーロね!!って。これは明らかな親切詐欺ですよね。

 

こんな時は黙っていないで、かならずNO!!と言いましょう。移民や難民問題を抱え、経済状況もあまり芳しくない現在のイタリアですので、観光客目当ての犯罪には十分注意が必要です。

 

 

発車15分ほど前になって、ようやく出発掲示板に乗降ホームの番号が表示されます。ヨーロッパの他の駅と同様に改札はありませんが国際駅ですのでセキュリーティー・チェックを受けてから出発ホームに向かいます。切符の刻印を済ませ、ホームヘ。

いました!イタリアの新幹線、ユーロスターです。フェラーリのデザインでも有名なピニンファリーナが手がけたETR500型車両。Firenzeまで所要時間 約1時間30分 の旅が始まります。

 

 

2等車の座席は4人がけ対面シートで、座席にはテーブルとUSBプラグがついています。列車には2等の他に1等車両、ビジネス車両が連結されています。それにしても、さすがイタリアンデザイン。落ち着いた色彩、シートの座りごごちも抜群で、すっかり気に入ってしまいました。日本の新幹線の5人がけシートより、こっちの方がはるかに快適ですね。

 

 

イタリア・ユーロスターで主に運行している列車は3種類で、最高速度はETR1000の400km/h。運行速度は250-300km/hです。車内には簡単にアクセスできる無料のWi-Fiも飛んでいて、観光情報などをチェックするのにとても便利です。

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/

 


健康講座 Lesson 6 をアップしました。

エアコンの設定温度は26℃なのに、どうしても寒い室内。

 

厚着をするか、入浴してさっさと眠るか?

住宅の冬の「寒さ」は設備だけでは解決できない、とても厄介な現象です。

 

冬暖かくて夏涼しい住宅をつくるために、温かさや涼しさの感じ方を理解しておく必要がありそうです。

 

詳細な情報は、公式HPをご覧ください。

■公式HP:http://iwall.jp/kenkou.html

 

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/

 


健康講座 Lesson 5 をアップしました。

温暖地と言われる地域を含め、住まいの悩みの第1位は「寒さ」。

 

全国の住宅ストック数は約6,000 万戸とも言われていますが、現在の省エネル

ギー基準に合致している住宅は5%程度。39%の住宅では、断熱材が全く施工

されていない、との調査結果もあります。

 

「断熱」ファーストな家づくりが、健康生活の原点なのですから。

 

詳細情報は、公式HPをご覧ください。

■公式HP:http://iwall.jp/kenkou.html

 

 

 

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M-project(札幌市)を現場紹介に追加しました。

札幌市北区に建設された「M-project」。

外張り断熱工法による高性能建築と「e-プラスター」をコラボさせることで、健康環境と省エネ性能の両立を試みました。

 

建屋の1Fは建設会社の事務所。2Fがオーナーの居住部分になっています。

 

 

室内の温湿度環境を通期で測定してまとめてみました。

冬季間の室内環境基準は国際規格ISO7730で決められていますが、蓄熱性能の低いY-Projectでは日射の侵入による過昇温で相対湿度が著しく低くなることが確認できました。

 

一方で「e-プラスター」を施工したM-projectでは最高室温がPCMの融点付近で抑制されています。

また生活で排出された水蒸気を壁表面に蓄積することで、相対湿度も基準値を満足する結果となりました。

 

内外気温差から予測した総熱損失量(暖房負荷に相当)と消費電力量の測定結果を以下に示します。

冬季の消費電力量(実測値)は総熱損失量の48〜60%に抑制され、太陽エネルギーの利用によって暖房エネルギーが大幅に削減できることが実測により明らかになりました。

 

詳細は下記の公式HPからアクセスしてください。

http://iwall.jp/genba_01.html

 

☆室内気候研究所
HP http://iwall.jp/


健康講座 Lesson 4 をアップしました。

今回のテーマは「室内気候の変化」と「健康」の関係。

 

人類は社会的な適応能力を身につけることで、生活範囲を広げてきました。

衣・食・住は、最も大切な基礎技術です。

 

一方で、自然の中に暮らし「スミカ」で休む、と言った生活様式は、近年急速な変化を遂げています。

室内での過度な緊張。労働や学習は、人間に多くのストレスを強いています。

 

生体のリズムを創出するために欠かせない「自然の変化」。

暖かさと涼しさ、明るさと暗さ。爽やかな空気の流れ。

 

暗くなったら休むという、自然のリズムで生産活動ができると良いのですが。

 

■詳細情報は、公式HPをご覧ください。

公式HP: http://iwall.jp/kenkou.html

 


ハイデルベルクを散歩しました。その2

JUGEMテーマ:住宅

前回紹介したハイデルベルク城の庭から撮影した、中世の古都であり学問の街でもあるハイデルベルクの旧市街地域。

4月中旬の雨の日でしたがアルプスの雪解け水の影響でしょうか、かなり水量が多いように思います。

この後、パリでもセーヌ川の増水でルーブル美術館が休館になるなど、話題になっていましたね。

 

 

ハイデルベルク城からケーブルカーで丘を下ったところには、ハイデルベルクの旧市街が広がります。

旧市街地の中心ハオプト通りを一本路地にはいれば、そこはおしゃれなカフェやレストラン、お土産やさんが軒を連ねる素敵な通りがたくさんあります。もう少し暖かければ、一休みしたのですが・・・。

 

通りを抜けるとカール・テオドール橋のたもとに。ここも観光名所の一つです。

この橋は1786年にカール・テオドール選帝皇の命により建設され、もともとは木造の橋で屋根まで付いていたそうです。

 

古城と橋と、そして城下街の旧市街。

中世ヨーロッパを感じることのできる三大要素を全て取り入れたのがドイツの古都ハイデルベルクです。

 

ハイデルベルクにもたくさんの教会がありますが、マルクト広場にある聖霊教会がもっとも大きく、この街一番の壮麗さです。

聖霊教会は、82mの高い尖塔を持つゴシック様式の建築で、選帝侯の墓が納められいるだけでなく、大学の祭宴の場としても利用されている、ハイデルベルクで最も重要な教会です。

 

内部にはとっても立派なゴシック様式のリブボールト天井。でも、どうやらオリジナルのデザインではないようですね。

ひょっとすると戦争の爪痕がこんなところにも残っているのかもしれません。

 

聖霊教会ご自慢の立派なパイプオルガンです。ドイツはパイプオルガン職人がたくさんいることでも有名ですよね。

日本のコンサートホールでも、ドイツ製のパイプオルガンをよく目にします。

次回は日曜日に伺って、その音色を確認したいところです。

 

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ハイデルベルクを散歩しました。その1

ハイデルベルク城は、マイン渓谷から約80mの高さにあるヨーロッパでも屈指の城址。

12世紀の建設当初から宗教的な紛争に数々巻き込まれ、17世紀にはルイ14世により破壊されましたが、現在は一部が修復されています。ルネッサンス様式の面影を残す城址は、有名な歴史遺産になっています。

 

エリーザベト門は、城主フリードリヒ5世が20歳の妻エリザベス・ステュアートのために1615年に建設した門です。

凱旋門様式で造られた美しい門は、ハイデルベルク城におけるバロック建築の代表的なモニュメントとして有名です。

 

フリードリヒ館は、マンハイムの創設者である選帝侯フリードリッヒ4世にちなんで名付けられました。

1608年にフリードリヒ4世はプロテスタント同盟の盟主となり、カトリック領主とプロテスタント領主の間の対立の間で翻弄された人物です。

 

城の北東角にある鐘楼は、この城を象徴する建物です。1764年6月25日に落雷が直撃て全壊しますが、のちに一部修復されたそうです。

 

薬局塔とオットハインリヒ館には、ドイツ薬業博物館があります。

この博物館はミュンヘンが第二次世界大戦中に爆撃を受けた後、1957年にハイデルベルクに移転したそうです。

 

有名なバイエル製薬のコレクションも多数展示されており、生活と薬の関係が時代考証とともに興味深く展示されていました。

 

大樽棟は、王の広間と隣接していますが、祝宴の際にワイン樽と宴会場が可能な限り近くになるよう設計されたそうです。

下の方に移った人形と大樽の大きさを比較してみていただけると、貯蔵したワインの量がわかると思います。

 

大樽塔、いわゆる城主のワインセラーに開けられた明り取り用の窓。

壁の厚さが1メートル近くもある組積造では、これだけの開口を開けるだけでも大変苦労したのではないでしょうか。

 

近代建築様式の某大学のファッサードにも、こんなデザインが類型として残されています。

 

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