ローマな休日。 その2

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パンテオンから町の中心部にある地域へ徒歩で移動。トレビの泉、スペイン広場、ナボナ広場を散策します。

ローマ・バロックの代表選手であるトレビの泉は、建築家ニコラ・サルヴィの設計です。

中央に立っているのがポセイドン。左に豊饒の女神ケーレス、右に健康の女神サルースが配置されています。

 

 

残念ながら今日は月曜日で泉の定期メンテナンスの日。

30分ほどの給水で満水になるとのことでしたので、ジェラードをいただきながら待っていたのですが、今日は空の泉を見ることになりました。

 

でも、めったにできない貴重な経験が今日も。

トレビの泉に投げ込まれたコインの収集日で、箒をちりとりを持った管理人がコインの収集にやってきます。

こんな風に集めてるんですね。集めたコインの半分は、カトリック系チャリティ団体に寄付されるそうです。

 

 

パスタとピザの美味しいランチを済ませたら、今日のメインイベント。バチカン美術館の見学です。

美術館へと続く坂道は観光客で長蛇の列。本日は3時間待ちなのだそうです。

幸いにも事前に予約がしてありましたので、羨望の眼差しを浴びながら列をスルーして入口に到着です。

 

 

数ある有名な美術品の中でも、最も注目していた作品が「ラオコーン」。
ギリシア神話のトロイアの神官ラオコーンと、その二人の息子が海蛇に巻き付かれている情景を彫刻にした作品です。

海蛇に噛みつかれながらも必死に息子たちを助けようとするラオコーン。瀕死の弟、父の奮闘を心配そうに見守る兄。

人間の生と死をダイナミックに描いた彫像は、イタリア・ルネサンス芸術の方向性に重大な影響を与えた最高傑作です。

実に「お父さんって偉い!」感じですよね。

 

 

長く長く続く「地図の間」。天井画を見ながら歩いていますので、すっかり首が疲れてしまいます。

最後のセクションで皆さん天井を写真に収めてますよね。

 

 

イタリアルネッサンスを代表する画家、ラファエロ・サンティの最高傑作「アテネの学堂」。

ソクラテス、アリストテレス、ピタゴラスなど、アテネを代表する頭脳が一枚の絵画に大集合です。

それにしてもプラトンさんは、明らかにダヴィンチの肖像ですよね。

 

 

 

25年に一度しか開かれることのない「聖年の扉」。幸運にも2015年12月8日の「無原罪の祝日」から、2016年11月20日の「王であるキリスト」の祝日までの間、「いつくしみの特別聖年」として特別に開扉されていました。

 

 

ご存知のように扉のすぐ後にはミケランジェロ作の「ピエタ」が展示されています。

若き日の天才ミケランジェロの最高傑作ですよね。

 

 

観光シーズンにはまだ早い時期ではありましたが、ローマ人気が肌で感じられるほどの観光客の数です。

インバンウンド経済を推進しようとする日本のお手本が、ここにあるのかもしれません。

 

 

☆室内気候研究所
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ローマな休日。 その1

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ドイツ出張の帰路に、ローマとフレンツェでたっぷりとした休日を過ごしてきました。

 

ローマ初日に町の生活を探訪しようとオープンテラスで食事をしていたのですが・・・。

突然周囲が騒然となり、軍や警察が出動して一気に周辺は交通規制が敷かれます。

 

私達のテーブルのすぐそばを、警護の車が通り過ぎたと思った次の瞬間。

にこやかに手を振りながら祝福を与える人。

 

会ってしまいました。教皇フランシスコ!!しかも目の前です。

 

 

半信半疑のまま帰国して、すぐに教皇がいつも使っている車をチェック。

確かにフォードのセダン。ナンバーも同じでした。二度びっくり、さらに興奮です!!

 

 

そんな慶事があった翌日、のんびりと歩きながらローマの建築を見学することに。

まずは地下鉄でコロッセオまで移動します。地下鉄の出口を出てすぐに見えました。

見覚えのあるあの建築が、しかも圧倒的な大きさで。

 

 

フォロロマーノに続くコンスタンティヌスの凱旋門広場にも、自動小銃で武装した兵士がたくさん待機しています。

だから安心なのだと、ローマの市民の方から伺ったのですが、平和ボケの日本人にはいつ見ても衝撃的な光景です。

 

 

ローマ時代を代表する劇場建築、コロッセオ。

展開する大スペクタクルに興奮する何万人ものローマ市民を想像するだけでも、この建築の凄さがわかります。

一部木造のせり舞台が再現されていますが、全面修復を主張する市長案に大ブーイングが上がっているのだとか。

それにしても、これだけの建築が8年間という短期間に竣工するのですから、ローマの建築技術は本当に最高です。

 

 

2時間ほどゆっくりコロッセオを見学してから、真実の口のある教会へ移動。

今日もこのモニュメントの前で記念写真を撮る人の列が続きます。30分ほど待ってようやくパチリ。

「ローマの休日」で一躍有名になったこの彫刻も、元は下水道の蓋だったのだとか。

 

 

教会内部のモザイクや列柱を見学したら、いよいよパンテオンに移動です。

ローマの建築遺産の中でも、オリジナルのデザイン、色彩と材料が最も良い状態で残されているのが、この建築でしょう。

祈りの場という建築当初からの使われ方が途絶えることがなかったことが、オリジナル保存の理由かもしれません。

 

 

無筋コンクリートの天井は今でも大きな室内空間をどっしりと支えてくれます。

天井の中心は空に向かって大きく開かれ、日射はもちろん雨も室内にこぼれ落ちてくる構造。

宇宙と建築の空間的な連続性を、本当によく表現しています。

 

 

大理石の列柱や壁の色彩は建築当初の状態で本当によく保存。

ローマ時代の華やかさを実感できる唯一の建築かもしれません。

ドームの内部にはパンテオンを愛したルネッサンスの巨匠、ラファエロのお墓があります。

 

 

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BASF社の「1リットルハウス」を再訪してきました。

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BASF本社のあるルードヴィッヒスハーフェンを4月に再訪してきました。

今回も、同社が開発した高性能建材を適用した「1リットルハウス」を見学。

色彩で綺麗に区画されたこの街区は、LUWOGE社のコンサルティングにより断熱改修されたBASF社の集合住宅群です。

 

 

外貼り300[mm]の高断熱住宅に電動式のブラインドを組み合わせ、日射をコントロールして環境形成をしています。

ブラインドピットなど、細かな収まりにもドイツらしいこだわりがありますね。

 

 

今回、施設を案内してくれたのは建築家のSeguraさん。スペインのご出身だそうです。

 

 

この住宅でも採用されている断熱塗料のデモ装置。

人間の五感に訴える機能の展示法はよく見かけますが、デザインのディテールまで美しく計画されていますよね。

 

 

ミーテイングルームには、机、椅子、床材など数え切れないほどのBASF製品が見える化して展示してあります。

天井に設置した断熱材Neopor (EPS)は吸音材として利用。反響を抑制して聞こえやすさを醸成します。

 

 

さすがに改修後10年を超えた施設ですので、熱交換換気扇などを最新のシステムに置き換えていく計画だそうです。

 

 

ダルムシュッタットで拝見したパッシブハウスは「1.5リットルハウス」に相当しますので、この住宅の断熱改修にはかなりの進歩性、先見性があるのではないでしょうか。

 

「超高断熱」+「潜熱蓄熱建材」を組み合わせた「日本版1リットルハウス」。

日本の気候風土に適合した健康住宅を設計して上梓し、ドイツの技術者の皆さんと日本で交流したいと考えているところです。

 

 

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ダルムシュタットで「マチルダの丘」を散策してきました。

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パッシブハウス研究所での打ち合わせを終え「マチルダの丘」で近代建築群を視察してきました。

宿泊先のマンハイム中央駅からダルムシュタットまで、電車での移動になります。
2001年に改修を終えたマンハイム中央駅。1840年開業の歴史ある駅舎です。





ダルムシュタットは、ヘッセン・ダルムシュタット大公国の首都であり、エルンスト・ルードヴィッヒ大公が19世紀末に芸術家を集め芸術家村を作ったことでも有名です。今でもユーゲント・シュティール様式の特徴的な建造物がマチルダの丘に数多く残っています。

ルードヴィヒ大公とマチルダ妃の結婚を記念して1908年にオルブリッヒが設計が設計した結婚記念塔は、結構式に誓いを立てる「手の形」をモチーフにした建築。手前で金色に輝いているのはベイノが設計したロシア正教会の教会です。



丘全体が野外美術館のような地域。建築を勉強する人なら一度は訪れたいと考える世界的な遺産です。



まずはペーター・ベーレンスが設計したグリュッカート邸。
あまりにも有名な建築なのですが、実物に会えて感動です。



続いて、ベーレーンスの自邸。まさにアールヌボー。



小雨の中をいろいろと見て回ります。オルブリッヒ作のダイタース邸。
雪止めの金具など、細部の装飾にまで芸術性を感じさせる作品です。屋根の内部はどんな空間になっているのか、興味のあるところです。



あいにくの空模様でしたが、充実した時間を過ごすことができました。
建築科の学生諸君には、ぜひ一度訪問されることをお勧めします。

マンハイム駅前のマルシェで。当地はアスパラガスの産地としても有名ですが、新物がではじめたようです。
(もちろん夕食にホワイトアスパラガスのサラダをいただきました。)

 

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パッシブハウス研究所を訪問してきました。

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ダルムシュッタットにある「パッシブハウス研究所」は、1996年にヴォルフガング・ファイスト博士が設立した研究所です。
「パッシブハウス」構法の研究開発や普及活動の他に、法的な基準を満たしていることを審査する機関にもなっています。

この日は、宿泊先のマンハイムからICEを利用してダルムシュタット中央駅まで移動です。
訪問の目的はパッシブハウスの現状把握と情報収集。また、視察ツアーの受け入れ態勢の確認ですが、実はアポなしの旅です。



駅から研究所まではバスやトラムで移動可能ですが、今回は徒歩で移動できるか実際に歩いて確認です。
地図を片手に15分くらい歩いて、なんとか研究所の看板を発見することができました。



アポなし旅ですので、とりあえず建物の内部に。壁にはパッシブハウスの認証部品のプレートが掲げられています。



廊下で偶然出会った男性の職員の方から、来訪の趣旨を英語で尋ねられます。
ファイスト博士は大学の講義で不在ですが、何かできることはありませんか?
アポなしチームの来訪にも建築家のTeumerさんが親切に対応していただき、有意義な情報交換をすることができました。
次回来訪時には、パッシブハウスの歴史やコンセプトの聴講と、現場の見学をさせて頂く予定です。



徒歩で10分ほどの広場で、パッシブハウスの検証デモをしているとのことでしたので、早速見学に行くことにしました。
断熱性の異なる2つのブースの中に300kgの氷を入れ、徐々に重量が減っていく様子を展示していました。
パッシブハウスの断熱性能の見える化ですが、一般市民の方も興味深げに見学していました。



パッシブハウス仕様のボックスでは、3日経過後でも氷の残量が250kg以上。
一般の市民の方にも、断熱性能の大切さをわかりやすく提示することができていました。



パッシブハウスの作品集も、もう2冊目になったようです。
潜熱蓄熱工法の現場情報も、綺麗な冊子でお届けできるように努力しなくちゃいけませんね。


 

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Comfortboard(KNAUF社)のサンプルをいただきました。

BASFジャパン社さんのご協力を得て、KNAUF社(ドイツ)の「Comfortboard」のサンプルを入手しました。
立派なケースに入ったサンプルは、さすが一流企業のプレゼン能力の高さを感じさせてくれます。



続いて、さっそく開封の儀。
商品サンプル、パンフレットと一緒に、相変化をすると色が変わる蓄熱シートも同梱されています。



厚さ12.5[mm]の石膏ボードには、2[kg/m2]のPCM(MICRONAL : BASF社)が調合されているそうです。
調合量から考えると、相当な蓄熱効果が期待できる商品のようです。



サンプルに書かれていたスペックは・・・。
PCMの融点は約23[℃]、蓄熱量は[200KJ/m2]とのことです。
事務所や学校、住宅の天井や壁などに施工することで、冷房負荷の抑制に貢献できる商品だそうです。



Comfortboardの詳しい情報は、KNAUF社さんのHPに掲載されています。
http://www.knauf.co.uk/product-range-overview/plasterboard/knauf-comfortboard

室内気候研究所でも、性能評価や省エネルギー効果などを検討して情報を発信していく予定です。



また、BASF社さんのHPにはPCMの省エネ効果が簡単に計算できる、スマホ用のアプリが用意されています。
ご興味のある方は、以下にアクセスしてダウンロードしてください。

http://www.micronal.de/portal/basf/ien/dt.jsp?setCursor=1_290798

 

 

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「卒業設計日本一決定戦」を観てきました。

もうすっかり古くなってしまいましたが、3月の記事です。
仙台で打ち合わせ終了後、「せんだいメディアテーク」を見学しがてら、散歩に出かけました。
あの名建築の現在を、ちょっと覗こうということです。3月ですからまだ寒そうです。




入り口に差し掛かったところで、このポスターが!!
「せんだいデザインリーグ2016」のイベントとして、卒計展が開催されていたんですね。
とりあえず今年の「日本一」を確認するため、急いで会場へと向かいます。



設備がむき出しのエントランス。空調用のダクトや吹き出し口。デザインなんでしょうかね。
エレベーターもシースルーで、高所恐怖症の小生にはいかにも不向きなデザインです。



寒冷地に建設するガラス建築の最大の弱点は、ペリメータゾーンの環境調整!
コールドドラフトを防止するためでしょうか、設備には大変苦労している様子です。
冬は寒くて、夏場は相当暑いでしょうね、このペリメータゾーン。
当日はコートでも寒い日だったのですがあ、室内は半袖でも暑いくらいの室温に、来館者が大勢。
みなさん、黙々と週刊誌や新聞を読んでいらっしゃいます。



さて、今年の日本一に選ばれたのは小黒 日香理さん(日本女子大学)の『初音こども園』。
与えられた敷地を細かく細分化して機能を付与していく、一般的な設計手法では得られない作品。
まぁ、ゆるキャラばやりの昨今ですので、西澤センセもこれを選んだんでしょうかね?



会場には100近くの模型が所狭しと展示されていました。
搬入搬出がしやすい、壊れにくい梱包を考えた人にも、優秀賞が授与されるようです。



さて、来年はどの大学のどの作品が選ばれるのでしょうか?楽しみです。

 

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Eggs'15で研究成果3編を発表しました。

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3月10日に、日本建築学会北海道支部が開催する環境工学系・卒業論文発表会に参加しました。
学会発表のデビュー戦ですから、学生の皆さんも少し緊張した表情でした。


プログラム

今回発表したのは、室内気候研究所と北海道職能大の共同研究の成果論文。3編をエントリーしました。

1編目は「粒状PCMを適用した蓄熱ダクトレス空調システムの負荷削減効果に関する研究 

その2 天井吹出しダクトレス空調への適用性と省エネルギー効果」です。

PCMの蓄熱性能を活かして、24時間空調が必要なコンビニエンスストア、病院、保健施設などの省エネルギーと環境改善効果を検証した研究です。
冷房負荷の集中する時間帯に、冷房装置を止めてても快適環境が実現できることがわかりました。

 

天井空調

2編目は、「ノルボルナジエン(NBD)誘導体の光異性化反応を用いた蓄エネルギーシステムに関する研究 

その1 光エネルギーの変換・蓄熱機能に関する検討」です。

太陽エネルギーを化学構造の変化として蓄え、触媒反応を利用して使いたい時にエネルギーを取り出すことのできるシステムです。
これまで、化学の分野でその存在は知られていたものの、建築分野に応用しようとする意欲的な研究です。
「冷めないお湯」「減らない石油」のように利用できる日も近いかもしれません。


NBD


3題目は、「ポリマーデシカント材を適用した調湿建材に関する研究 

その3 吸放湿履歴が調湿性能に及ぼす影響」。

今年で3年目を迎えた調湿建材の研究。化学吸着という機構を利用した新しい高性能調湿建材の評価研究です。
大量の水分を壁に蓄えることができる性能を持っていて、室内に放出される20リットル/日もの水蒸気を蓄積・放出。
安定した室内湿度環境によって、アレルギー、アトピー性皮膚炎、呼吸器疾患などの発生を抑制しようとする研究です。

これらの研究成果は、6月25日に北海道職業能力開発大学校で開催される日本建築学会北海道支部の研究報告会でも発表しますので、ぜひ聴講いただければと思います。

デシカント

 

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シリカエアロゲルの熱伝導率はGWの半分以下!

BASFジャパンさんのご協力を得て、シリカエアロゲルをブランケット化した製品の熱伝導率を測定しました。
商品名はSLENTEX。昨年、マンハイムの本社を訪問した際にご紹介頂いた画期的な新断熱材です。

シリカエアロゲルは、地球上で最も密度の低い物質の一つ。不燃性、耐熱性を持つ無機断熱材です。

測定結果は、熱伝導率λが 17.8 [mW/m2/K]!!

一般的に市販されているグラスウールやロックウールの2倍の性能が確認できました。
付加断熱を含めて200[mm]以上の断熱厚さが課題となっている現在、半分の厚さで同程度の断熱性能を発揮するSLENTEXの活用方法に注目が集まりそうです。

slanted

ブランケット状のSLENTEXの表面熱流を測定するために、両表面にSUS304板を設置。
空気の流入出を抑制するために、四周にアルミテープを接着します。

sus板

熱伝導率測定に向けて、300×300×30[mm]の試験体が完成します。

試験体

試験体の両表面には、同寸法の熱流計を貼り付け。
人工気象室で両表面に温度差をつけ、定常状態での表面熱流と温度を測定します。

熱流計

人工気象室の熱伝導率測定用小窓に合うように、スペーサーとして断熱材を取り付けました。

枠取り付け

人工気象室の隔壁に試験体をセット。室温を20℃一定に維持しながら、屋外区の温度を徐々に下げていきます。
今回は試験体表面の温度差が40℃になるまで、5℃刻みで温度を変化させて測定を繰り返しました。

セット1

断熱材の薄肉化に向けた新たな方法論が導出できるよう、研究を継続していく予定です。

実験室
 

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K-house(千歳市)の環境測定を開始しました。

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既にお伝えした千歳市にあるK-houseの室内環境とエネルギー消費量の測定を開始しました。
K-houseは3月まではショールームとして公開され、以降は入居後の実居住データを測定する予定です。
1月下旬ですが、札幌に比較すると千歳市の積雪量は非常に少ないことに驚きます。

外観

1FのLDKには、採光、換気、蓄熱のパッシブ機能を持った吹き抜け部分があります。
冬季でも日射量が多い千歳の気候を生かした建築デザインが、K−houseの特徴です。

吹き抜け

吹き抜けの上部には、この空間に接続するた内窓が3方向に設けられています。
この窓を開けていれば、階下の雰囲気を2Fでも感じることができるように工夫。
吹き抜け部に施工したe-プラスターで、環境変動を抑制しながら夜間の日射利用が可能になります。

吹き抜け上部

気温、湿度、CO2濃度、騒音などのデータを5分間隔で測定してくれるNetatmo。
データはクラウド上にアップロードされており、.csvや.xlsxフォーマットでいつでもダウンロード可能です。

温度計

K-houseでは、施主様の協力を頂き温水暖房システムの配管途中に熱量計を設置。
暖房で消費したエネルギーを1分間隔で測定して、データを蓄積しています。
今後は、室内外温度の測定値から予測される総熱損失量と、消費エネルギー量の測定値から、日射の有効利用率を評価していく予定です。

熱量計
 

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