サンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。

ローマ・テルミニ駅からユーロスターで1時間30分。1930年代に改修されたフィレンツェの中央駅、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しました。近代建築様式らしい抑制的なデザインですが、落ち着いた色彩と低く伸びやかなファッサードが、さりげなく観光客を出迎えます。ドゥオモまでおよそ650m、徒歩で10分程度の距離にあります。

 

 

中央駅名にもなった、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は駅の正面、真向かいに位置しています。駅のファッサードは、教会の色彩やデザインとの調和を考えて計画されたことが窺えます。もちろん駅の高さが教会よりも高くならないような配慮も。ルネッサンス絵画に見られる水色の空、ちぎれ雲、そして緑の山々といった大自然に調和した建築材料の選択と意匠が見事に成功しています。

 

 

教会の側道を回り込むと、フィレンツェ・ロマネスク様式をテーマとした美しいファッサードが見えてきます。博愛の赤、正義の白、自由の緑を表す多彩な色調の大理石で幾何学的に構成されたデザインは、フィレンツェを訪れる旅人を魅了してやみません。希少で高価な大理石をふんだんに使用しており、往時のフィレンツェの経済的な繁栄を象徴する代表的な建築です。

 

 

ゴシック様式のトリフォーラを正面にのぞむ聖堂の内部。フィリッポ・リッピの祭壇をはじめ、有名な美術品がいくつも展示されています。この教会は世界最古の薬局があることでも有名ですが、薬局は聖堂から歩いて10分ほどの場所にあります。余談ながら、令夫人向けのお土産購入には最適な薬局かと思います。

 

 

正面ファッサードのバラ窓も、美しいステンドグラスで彩られています。このバラ窓を鑑賞するだけでも、1日の視察では時間が足りませんね。

 

 

EUの文化首都でもあるフィレンツェ。見たいものがたくさんありすぎて、気が急いてくるのは仕方がありません。教会前の広場を抜けて、いよいよドゥオモに向け再び散策を開始します。ルネッサンスの街フィレンツェですから、市街地のファッサードも美しいルネッサンス様式。数分でドゥオモとジョットの鐘楼の頂部が、少しだけ見えてきました。最もドキドキする瞬間です。

 

 

花の女神フローラを街の名の起源にもつフィレンツェ。旧市街は城壁でかこまれた狭い街区ですが、古代の城壁も教会の一部としてしっかりリユースされています。下の写真の左側廊部分が旧城壁です。色彩を含め違和感なく利用保存されていて、デザインの力を痛感する瞬間です。

 

 

閑話休題。モータリゼーションなんて全くなかった頃に作られた市街地は、現住民の自家用車でびっしりと埋め尽くされています。それにしてもどうやって縦列駐車したのでしょうか?これじゃあ、明日の朝、出庫できませんよね。ここもパリ流なのでしょうか、バンパーが心配になります。

 

今年も当ブログをご愛読いただき、ありがとうございました。それではみなさん、良いお年をお迎え下さい。

 

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/


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