床の素材選びが、ヒートショックの原因になる?

 

 

 

住宅内での「ヒートショック」といえば、寝室や浴室、トイレなど、非居住部分の室温が

 

快適範囲よりも低い時に起きる「健康リスク」を思い浮かべるのではないでしょうか?

 

 

 

それでは、室温さえ快適な状態に維持されていれば、ヒートショックは起きないのか?

 

今回はこの問題に迫ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

室温程度に温められたお部屋の中のテーブルを思い浮かべてみてください。

 

ひんやり冷たく感じる素材と、そうではない素材があることに気がつきましたか?

 

 

「木のぬくもり」と言いますが、まさに言い得て妙!

 

 

スティールデスクに比べると、同じ温度でも木のテーブルの方が暖かく感じるものです。

 

それはどうしてなのか、もう少し物理的に考察してみましょう。

 

 

 

 

 

 

手のひらが冷たく感じるかどうかは、机へと移動する熱のスピードが関係しているのです。

 

熱のスピードが早ければ早いほど冷たく感じますし、ゆっくりならば暖かく感じます。

 

 

どうやら暖かさは熱のスピードと密接な関係があるようです。

 

 

 

素足の足裏温度は27℃と、誰でもほぼ同じであることが知られていますが、

 

素足で床に立った時、足裏から逃げる熱のスピードがヒートショックの原因になることは

 

あまり知られていません。

 

 

 

 

 

 

足が冷たいと感じるのは、足の裏の温度が急激に低下して冷たくなっている証拠です。

 

既往の研究で、足の裏が3℃温度降下をすると、血圧は急上昇することが知られています。

 

 

いわゆる「足裏温度のヒートショック現象」です。

 

 

健康な人であれば耐えられる血圧上昇も、動脈硬化が進んだご長寿さんにとっては大問題!

 

浴室で脳血管障害を発生する健康リスクが、高まることになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは床の材質ごとに、足裏温度の降下度を計算して比較してみましょう。

 

室温が20℃に設定されている時、床の表面温度はおおよそ18℃程度になっています。

 

 

先ほども言及したように、足からの熱移動速度は床に使用されている材料の性質に関係しています。

 

コンクリートやタイルなど、熱伝導率の低い材料では足裏からの熱移動も即座に行われ、

 

あっという間に危険温度の24℃を下回ってしまうことがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

一方で、畳やカーペットなど熱伝導率の低い材料では温度降下のスピードも緩慢で、足裏が

 

冷たくなるまでの時間を稼ぐことが可能なのです。

 

 

ご家庭で素足で歩く可能性がある脱衣室やトイレなどでは、床に使用する材料にも注意して

 

足裏温度によるヒートショックを防止していきたいものです。

 

 

 

 

■室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter:  https://twitter.com/i_wall_

 

       


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