高断熱・高気密住宅を、見直す時期でしょう。その2

 

 

 

 

 

今や常識になった高断熱・高気密化構法ですが、いまだに基準適合の義務化すら実施されず

 

品質の確保は設計・施工を担当する事業者に委ねられているという現状に課題はないのか?

 

 

断熱水準では、国際的な規格から大きく引き離されているというのが残念です。

 

 

 

(写真)有機系断熱材による屋根断熱の提案 (独:BASF社)

 

 

 

また、年々登場する断熱材の新製品ですが、どの構法にどの商品が適しているのかといった

 

議論を耳にすることも少ないような気がします。

 

 

 

(写真)無機系断熱材「SLENTEX」による壁の外断熱 (独:BASF社)

 

 

 

日本の気候風土や法的規制を考慮しながら、その家に最もふさわしい住宅の断熱構法の選択は

 

住宅の温熱環境の改善にとって、その基礎をなすものであることは言うまでもありません。

 

 

 

(写真)パッシブ・ハウス研究所による、断熱性能のデモンストレーション

 

 

 

一方で、断熱性能の向上が目指す目標は「省エネルギー」と言う指標で語られることが多い

 

のですが、「健康・快適性」「知的生産性向上」といった新たなニーズに応えるためには、

 

どの程度の断熱性能が必要なのか、議論すべき時が来ているように思います。

 

 

 

 

 

 

 

断熱性能基準は時とともに変遷を繰り返してきましたので、そこには基準に取り残された

 

住宅ストックが、大量に存在していることも忘れてはいけないでしょう。

 

 

 

(写真)内張り構法による断熱改修の研究

 

 

 

住宅の断熱性能が劣っていることに起因した疾病の発生と、多くの環境犠牲者の存在が

 

その背後にあることを、建築技術者は責任感を持って対応していくべきでしょう。

 

 

 

(写真)真空断熱材とフローティングフロアの組合せ構法

 

 

 

1980年代のオイルショック期から継続的に発展してきた高断熱・高気密化技術は、明確な

 

目標設定に立った基準を再定義する時期に来ています。

 

 

居住者不在の議論ではなく、使う人の立場に立った検証が不可欠です。

 

 

 

 

 

 

■室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter:  https://twitter.com/i_wall_

 

 

        


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