空気と光の通り道。関空のオープンエアダクトは、空調設備の進化形?

 

<写真> 関西国際空港の「オープンエアダクト」

 

 

空港ターミナルや体育館、工場といった巨大空間の空調設備では、空調機で温湿度や清浄度を

 

調整した空気を効率よく分配するために、複雑なダクト網が利用されてきました。パリにある

 

ポンピドーセンターの「見えるダクト」がその好例でしょう。

 

 

<写真> 天井に設置された、鋼板製のスパイラルダクトと吹き出し口

 

 

しかし、むき出しの空調ダクトは建築デザインとして、あまりにも武骨な印象を与えることも

 

あります。これを環境工学的に解決したのが、関西国際空港のメインターミナル4階に設置

 

された、空調のための「オープンエアダクト」です。

 

 

オープンエアダクトとは、管状ではなく内部がむき出しの送風ダクトのことで、ここでは

 

テフロン製の白い帆布が19本も設置されています。吹き出し口から空間へと供給された空気は

 

付着噴流となって帆に沿って流れ、フロア内のすみずみまでまんべんなく空調が行き渡る

 

ように工夫されているのです。

 

 

<写真> 関西国際空港の「オープンエアダクト」と空調の吹き出し口

 

 

このオープンエアダクトは天井間接照明の拡散板の役割も兼ねており、ターミナルビルを設計

 

したイタリアの建築家レンゾ・ピアノが想定した通り「障子のような影のできないソフト

 

な照明」も同時に実現しているのです。

 

 

 

 

 

■室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter:  https://twitter.com/i_wall_

 

 

       


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