「空気の質」について考えてみよう。 その2

 

 

 

「空気質」というと「建築内のガス成分濃度の高低の問題」と捉えられがちですが、

 

その定義は時代とともに少しずつ変化してきました。人間の活動によって常に汚染され

 

続ける室内の空気を、健康被害の生じないレベルに保つ方法について考えてみましょう。

 

 

室内の空気は、人間の活動によって常に汚染されている。

 

WHOは1939年から「住宅と健康の報告書」の中で室内空気汚染に関するガイドラインを

 

示していますが、近年ではVOCなどの化学物質濃度に加えてPM2.5などの浮遊粉塵量、

 

湿度とカビ、室内での燃焼による空気汚染などが指標として取り入れられるようになって

 

きました。

 

 

健康保護の原則は基準で定義される暴露限界値を超えない状態に室内を維持することに

 

ありますが、最も確実で合理的な方法は「窓空け換気」に他なりません。

 

 

空気質の実態調査に伺うと窓を閉め切り、基準を大きく上回る二酸化炭素濃度の教室で

 

一生懸命に勉強する小学生に出会い、いつも心苦しく思うのです。

 

 

外から帰ったら手洗い、ウガイ、そして窓空け換気の励行を!

 

窓を開放して換気を行う習慣が失われるにつれて、空気の質に無頓着な人が増え続けている

 

ような気がしてなりません。また窓を開放できない建築の増加が、これに拍車をかけています。

 

 

空気質の改善には、汚染を感じ取る人間の「感覚の鋭さ」が不可欠です。

 

窓を開け放って新鮮な空気を吸った時の開放感や清涼感をいつも身近に感じることで、

 

空気質への感覚は自然に研ぎ澄まされるのですから。

 

 

(写真)プライベートに配慮して、「開放できる空間」を創造(設計・施工:SUDOホーム)

 

 

【Good Design  Award 2018受賞】

 

■室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter:  https://twitter.com/i_wall_

 

      

 

 


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