断熱不足が「睡眠の質」を低下させる。その2

 

 

今回は、夏の室内環境と断熱性能との関係について考えてみましょう。

 

下の図は気候区分ごとに定められている断熱性能の指標、UA値と体感温度の関係を示しています。横軸は外気温度で、体感温度には日射によって温められた建築躯体(壁や天井)の影響も加味して計算してあります。

 

 

 

本州の東京以西の地域が属する5〜7地域の断熱基準はUA=0.87 [W/m2/K]です。いま夏季の快適範囲を参考にして、エアコンを25℃に設定したとしましょう。最高外気温が25℃の夏日では日射があると体感温度が26℃を上回りますので、冷房をしていても室内には「暑さ」が存在することになります。また暑さを感じる温度と知的生産性が低下し始める温度はほぼ等しいので、住宅で仕事をする場合には断熱性能に対する配慮が必要になるわけです。もちろん高い体感温度は就寝環境の劣化にも大きく影響を与えます。

 

年々増える続ける「テレワークの従事者」。さらに「住宅内熱中症」とりわけ「就寝時熱中症」の患者数。

基準を満たす住宅は全ストックの5%以下にすぎませんから、住宅の夏の環境改善はまだまだ不十分と言えそうです。

 

 

☆室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter: 室内気候研究所


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