いよいよ「ラファエロの間」へと、鑑賞の旅は続きます。

 

 

いよいよ見えてきました。「ラファエロの間」への順路を示す看板が「オスティアの戦い」の絵の前に。何と言っても巨匠ラファエロの絵画がこれほどまでに系統だって、しかも間近に鑑賞できるのはこの美術館しかありません。ラファエロ・ファンは必見です。

 

 

現在も連綿と続いているフレスコ画の修復。今日は「コンスタンティヌス帝の洗礼」が作業中のようです。修復技術者の育成と技術の伝承には、継続的な修復作業が欠かせません。次回はきっと美しい姿になって、出迎えてくれるのでしょう。

 

 

それでは「ヘリオドロスの間」へ移動しましょう。4面あるフレスコ画から、こちらが「ヘリオドロスの神殿からの追放」です。財宝を盗み出すためにエルサレム神殿へと侵入したヘリオドロスですが、天使たちに打ち負かされて神殿から追放されようとしていますね。天使、強し!です。

 

 

こちらは「アッティラの会談」。大教皇レオ1世と、ハンガリーの基を築いたフン族王のアッティラとの停戦交渉の様子です。教皇の頭上には剣を持った聖ペトロと聖パウロの姿も見えています。聖人といえども正義のためには戦うのでしょうね?写真やビデオのなかった時代の、記録画像的な意味合いなのでしょうが・・・。

 

 

こちらは「ヘリオドロスの間の天井画」。旧約聖書の創世記の物語を題材にしているのですが、ややタッチが荒いような気もします。もちろん工房のお弟子さんたちも、制作に参加していたのでしょうね。今は修復も完了して、色鮮やかに復活です。

 

 

こちらはローマ教皇の力の源泉を示す「聖ペトロの放免」。3つの場面が同じ壁面に描かれていますね。松明の明かり、月の明かり、そして天使の後光が鮮やかに表現されています。窓の扉が閉まっていれば、もっと綺麗に・・・。

 

 

いよいよラファエロがバチカンで最初に手がけたと言われる「署名の間」へと移動。そして「アテナイの学堂」に再会です。ルネッサンス絵画の代表作としても知られるこのフレスコ画。構図はギリシャ十字で、完璧なまでの遠近法。プラトン、アリストテレスを中心に、キリスト教とギリシャ哲学との融和を念頭に描かれた絵画です。画面の中から登場人物のモデルになった巨匠たちを探すのも楽しみですね。

 

 

弟子たちに講義する天才幾何学者ユークリッドの後ろでは、作者ラファエロがこちらを伺っているようです。

 

 

そしてもう一つの大作がこちら「聖体の論議」です。天上に君臨する父なる神は、キリストの上に。そして足元には聖霊が描かれています。画題は「父と子と聖霊」ですね。キリスト教が地上と天上の両方に、遍く広がる存在として表現されています。

 

 

さらに「ボルゴの火災」が展示されている部屋へと移動。ボルゴで実際に起こった火災を、画面奥のテラスにいる教皇が祝福により鎮火した、という奇跡を描写しているそうです。

 

 

こちらは同じ部屋にある「カール大帝の戴冠式」。西暦800年のクリスマスのミサ中に突如行われた、初代神聖ローマ皇帝にしてフランス王カール大帝の戴冠式の模様です。授冠しているのが大教皇レオ3世です。

 

 

ラファエロにどっぷりと浸かった後は本日のメイン、システィーナ礼拝堂の鑑賞です。日本テレビが持つ著作権の関係で撮影が禁止されていますが、巨匠ミケランジェロの渾身作「最後の審判」と壮大な天井画を1時間ほどかけてたっぷり楽しみました。

 

 

今夜はテルミニ駅のメルカート・チェントラーレ・ローマでお食事を。こちらの前菜盛り合わせ。ワインとのマリアージュが抜群で、とっても美味でした。

 

 

 

☆室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter: 室内気候研究所


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