フォロ・ロマーノとコロッセオの周辺を、散策してみます。

 

 

 

日中の最高気温が28℃にもなる日が続きましたが、空気がひんやりとして気持ちの良い

 

ローマの朝。今日はコロッセオ周辺の探索からスタートです。

 

周壁の改修作業も一段落したのでしょうか、作業用の足場も撤去されて青空に美しい

 

シルエットを見せてくれています。

 

 

8万人を収容する巨大闘技場をたったの8年で完成させた、古代ローマ人たちの技術力の

 

高さには改めて驚嘆させられます。アリーナの語源はラテン語の砂(アレーナ)。

 

闘技場が剣闘士や猛獣の血で染まるたびに新しい砂が撒かれたのが由来だそうです。

 

建設中の新国立競技場をはじめ近・現代アリーナの基本デザインは、この競技場に由来する

 

ところが多いのですから驚きですね。

 

 

 

皇帝の御座付近から見たアリーナの地下部分。床の一部が復元されていますが、地下は

 

大道具の倉庫、世界各地の猛獣を入れた檻、奴隷たちの牢があった場所です。地下室の壁は

 

可動式の板張り床を支える構造としても利用されていました。文字通り命がけの闘技は、

 

キリスト教の時代に入る5世紀まで続いたそうです。

 

 

 

中世から現代までに至るまで、建築用の資材としての持ち去り(盗難)を免れた白大理石の

 

装飾が、コロッセオの中に保管・展示されています。

 

 

 

コロッセオの2階西側にある絶景ポイントから撮影した、パラティーノの丘とフォロ・

 

ロマーノ。古代ローマ共和国の集会や政治の中心となった場所です。「フォロ」は公共広場

 

の意味ですが、公開討議の場「フォーラム」の語源としても知られています。

 

 

 

フォロ・ロマーノの入り口にあるティトゥス帝の凱旋門。紀元1世紀にエルサレム包囲戦

 

での皇帝ティトゥスの戦功を讃えるために建てられた、現存するローマでもっとも古い

 

凱旋門です。2,000年も前に、今のイスラエルまで遠征していたんですね!

 

 

 

正帝との戦いに勝利したコンスタンティヌス軍を讃えるため、4世紀に建てられた

 

コンスタンティヌス帝の凱旋門。ローマ最大の凱旋門でありパリのカルーゼル凱旋門、

 

エトワール凱旋門のモデルになったことでも有名ですよね。保存状態も完璧で、装飾の

 

ディテールまでしっかりと観察することができます。

 

 

 

こちらがコンスタンティヌス帝凱旋門に続く、サン・グレゴリオ通り。どれほど多くの

 

ローマ兵がこの通りを行軍し、凱旋門をくぐって熱狂的に迎えられたのでしょうか。

 

 

 

凱旋門の周囲には舗装用の古い石が展示されています。中には馬車の車輪ですり減った石も。

 

「同じ轍は踏まない」を、実感させてくれる貴重な遺物です。

 

 

 

 

さて、今日は観光バスに乗ってローマ市内を周遊することに。移動手段やチケット手配

 

などを気にすることなく、ゆったりと観光できるので現地ツアーを上手に利用するのも

 

良いものです。本日の集合場所はサン・グレゴリオ通りに直交する水道橋遺跡の付近です。

 

そろそろ観光客のみなさんも集合してきていますね。

 

 

そしてローマといえばカチョ・エ・ペペ。ペコリーノチーズ(Cacio:カチョ)と

 

胡椒(Pepe:ペペ)で味付けをしたローマ名物です。

 

今日はリガトーニ(ショートパスタ)で。白ワインとの相性も抜群です!美味。

 

 

【Good Design  Award 2018受賞】

 

■室内気候研究所

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