プラハ城から、聖ミクラーシュ教会へと。

 

神聖ローマ皇帝とボヘミア大司教の権力を象徴するかのような大伽藍の威容。

聖ヴィート教会はフレンチ・ゴシック建築の様式を今に伝える、チェコを代表する世界遺産の一つです。

素敵なステンドグラスの数々を堪能したら、そろそろホテルへと帰投する時間になりました。

 

 

夕方の坂道。今度は下りですが、安心はできません。ヒザの筋肉に意外と負担がかかり、時折ガクッと衝撃が!

明らかに運動不足のようです。

 

 

朝は横を通過するだけだったのですが、カレル橋への途中に聖ミクラーシュ教会があります。

プラハの旧市街にも同名の教会がありますが、こちらはボヘミア・バロック建築の中で最も重要な建物です。

 

 

高いクーポラと鐘楼が特徴的な教会で、正面ファッサードはベージュ色。

落ち着いたバロック特有の雰囲気ですが、内部が!?

 

 

教会の前は小さな広場になっていて、マラーストラナ広場と呼ばれています。遠くにはプラハ城が。

名称は広場ですが・・・現在は、まるで駐車場と化しています。さらに広場の真ん中には。

 

 

場違いなほど立派なオベリスクがそびえ建っています。聖母マリアと5人の守護聖人を配した三位一体像。

帰国後調べたところ全欧で猛威をふるったペストの終息を祈念するために18世紀に建てられたのだそうです。

 

 

それでは聖ミクラーシュ教会の中へ入ってみましょう。まず目に入るのは度肝を抜くような壁の色。

薄いグリーンとピンクの大理石で装飾されたバロック独特の意匠が出迎えてくれます。

 

壁全体が美しい大理石でできており、さらに全てが金色に加飾された彫刻で縁取りされていています。

豪華というのが適当なのでしょうか?祈りの静謐な空間というよりは・・・。

パーティー会場にでも来たような不思議な感覚です。

 

 

祭壇の天蓋もピンクの大理石柱で支えられ、柱頭もこれでもかと言わんばかりに黄金に加飾されていますね。

このような過剰ともいえる装飾への反動が、以降の建築運動の礎になっているのかもしれません。

 

 

それにしても悪魔退治はこれほどリアルでなくとも良いのではないかと思いますが?

ボヘミア・バロックと再カトリック化という歴史を、この装飾から感じてしまうのは少し悲しい気分です。

 

 

身廊の天井にはバロックの巨匠・ディーツェンホーファー作の「聖ミクラーシュの祝祭」というフレスコ画が描かれています。

題材は「最後の審判」でしょうか? 天上へと導かれていく人々の衣装から足がリアルにのぞいています。

でも門のところには天界に招待されなかった方々が、地獄へと突き落とされようとしていますね。

この絵もボヘミアン・バロックの傑作の一つでしょう。

 

 

身廊の一段と高い場所にある丸いクーポラに描かれているのは「三位一体の祝典」。

絵が周囲の柱や天井の装飾と完全に一体化しており、クーポラ全体として一つの芸術作品を形成しています。

かなり高い位置にありますので、絵の詳細を鑑賞するには望遠鏡があるとよろしいかと。

 

 

ボヘミア・バロックの装飾に圧倒された帰路、カレル橋を渡って旧市街広場へと続く小道を通りました。

美味しそうなスィーツ屋さんでパチリ。京都や金沢のように、美しい古都には美味しいお菓子が似合いますね。

 

 

☆室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter: 室内気候研究所


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