プラハの中央駅周辺を散策します。
モルダウに抱かれた中欧の古都プラハ。
今日は1200年の歴史を誇るかつての神聖ローマ帝国の首都、プラハの街を訪ねてみましょう。
プラハ中央駅(プラハ本駅)近くのホテルにチェックインしたら、早速周辺の探索から始めることにします。
EU加盟後は外国人旅行客が急激に増加。駅前の公園には麻薬中毒者やホームレスが溢れたそうです。
プラハ中央駅前の広場も、今はかなり落ち着いてきたようですね。でも、用心しながら探検開始です。
プラハ中央駅の旧駅舎は典型的なアール・ヌーヴォー方式の建築。プラハの街並みにもしっくりと溶け込んでいます。
建物は地上3階、地下1階で、吹き抜けに。欧州の駅には必ずと言って良いほど素敵なカフェがありますが、プラハは3階です。
国際列車で旅立つ大切な人との出会いと別れ。プラハ本駅も悲しくも、希望に満ちた雰囲気の空間だったことでしょう。
駅舎の右手にはプラハ国立歌劇場と国立博物館もありますが、この時は博物館が改修工事中でした。
正面の車寄せ(馬車寄せ)の天蓋にはアール・ヌーヴォーを象徴する花や草を装飾した支柱があります。
バナキュラーチックというよりも、何処と無く抑制的なデザインで品の良さを感じます。
中央のエントランスには華麗な丸屋根の吹き抜けが。
両サイドにあるのがチケットオフィスで、その上がカフェになっています。
現在は自動販売機に置き換えられていますが、竣工当時の社会的背景を考えると鉄道旅行は大変高価で非日常の貴重な経験だったことは想像に難くありません。
国際列車の行き先になっている国々の紋章をあしらった美しいドームです。
あっという間に時間が経過してしまうほど、本当に美しい空間ですね。
こちらが新駅舎側の地下にある出発口。国際線の発着も多く、サインは空港の掲示法によく似ています。
駅のキオスクも探検。美味しそうなサンドイッチが沢山あります。でも自分には少し大きすぎるか?
夜は同行の皆さんと和食のお店に。そろそろ日本料理が恋しくなる時期です。
プラハでも日本食はインテリの方々を中心に流行し始めているようですが、やはりお値段はかなり高め。
素敵なカップルが上手に箸を操りながら食事をしているところをパチリ。
やはり日本食といえばお寿司でしょう。それにしても上手に握られています。
中国人が経営している欧州のナンチャッテ和食のお店とは一線を画しているのでは?期待が高まります。
うん、海苔巻きも美味しそう。
店内に掲示されていた「寿司技能 一段?」の認定証!初段じゃなく?
正しい和食の技法を伝えようとする団体が公布したのでしょうか。
その土地なりにアレンジされた現地和食をいただくのも旅の楽しみではあるですが・・・。
☆室内気候研究所
公式HP http://iwall.jp/
- 2018.02.14 Wednesday
- 旅の風景
- 13:27
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