食い倒れの街、大阪を満喫してきました。
急激な変貌を遂げようとしている大阪市の「うめきた地区」。
開業4年目を迎えた「グランフロント大阪」も地域のシンボルとして周囲の環境にしっかりと溶け込でいます。
周辺では「うめきた開発」の2期工事も始まっていて、これからアジアの新拠点として発展していくのでしょう。
この日は土佐堀川沿いにある歴史的建築群を見学してきました。
まずは「大阪府立中之島図書館」です。中央図書館ができたので今の名称に。
住友家からの莫大な援助によって完成された威風堂々としたルネッサンス様式の建築。
とっても立派な正面ファサードですね。細部まで観察していると、あっという間に時間が流れます。
コリントの列柱が美しい正面。ギリシャの建築様式を居ながらにして学ぶことができるのは本当に幸せです。
細部に宿っている設計者の芸術的技量の高さに感心させられます。
正面の階段ホールはバロック様式でしょうか?
一般客が訪れる玄関としては、本当に豪奢な作りとなって居ます。
この日は2回の展示スペースで「建築家・安井武雄」展が開催されていました。
様式に対して徹底的に抵抗した建築家安井の展示会が、様式美をいただく建築の中で開催されるという、非常に貴重な機会をいただきました。
次は国指定重要文化財である「大阪市中央公会堂」を見学します。
1918年竣工の大正建築を代表するルネッサンス様式の建築です。
正面のシンメトリックなファサードはゴシック様式の影響を受けているのかもしれません。
こちらも民間の寄付によって完成した建築で、官に頼らない大阪商人の気風が息づいています。
この日はコンサートの準備をしていらっしゃる時間でしたが、勝手に内部も見学。すみません。
アインシュタインも講演した有名なステージをじっくりと鑑賞させていただきました。
大阪出張ですので、ついでにこんなところも。
どの看板も大阪ならではの色使いで、新鮮な驚きがありますね。香港よりもすごい?
もちろん食い倒れの街ですから、名物料理を少しづつ、何軒もはしごして楽しみます。
☆室内気候研究所
公式HP http://iwall.jp/
- 2017.12.21 Thursday
- 旅の風景
- 15:07
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