T-house(三笠市)の床下環境。

三笠市に建つパッシブ住宅 T-house。以前ご紹介した環境測定の結果に新規情報を追記してみます。

 

T-houseでは床下に設置された放熱器が暖房と換気予熱に利用されています。

新鮮空気は直接床下に導入され、室温よりもやや高い程度にまで加熱されて、窓面近傍に配置されたスリットから室内へと導入される仕組みです。もちろん床構造を貫流して熱は室内へと流入しますので、床暖房としても機能しているわけです。

 

予熱された新鮮空気は床スリットから供給され、汚染された空気は空間の上部から外部へと排出されます。汚染空気は新鮮空気と混合することなく、置換換気(Displacement Ventilation) により効率よく空気質が維持される機構になっています。

 

上図は2月度の室温と床下温度と室温の変動を示しています。設定室温である20℃を下回ると床下放熱器に温水が供給され、床下温度が上昇していることがわかります。就寝時には暖房システムが停止するよう、タイマー運転が設定されています。

 

上図は3月の床下気温を示しています。日射熱取得量が増加する3月には室温が設定室温よりも上昇するので、床下暖房器が停止している時間帯は長くなります。床下放熱器の停止時でも外気導入により床下温度が著しく低下することもなく、ベタ基礎の熱容量が上手に利用されていることが判りました。

 

5月の連休以降、北海道は連続して真夏日が観測されるような暑い日が続きましたが、室温は庇による日射遮蔽と夜間冷気の潜熱蓄熱による室温安定効果で快適な環境を維持。外に出るまで暑い日であることがわからないほど、快適な環境がパッシブに創出されています。

 

☆室内気候研究所

公式HP http://iwall.jp/

 

 


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